皆さん、何がそんなに嫌なんですかね?
どうもこんにちは。新潟一筋四半世紀のヌマジリです。愛LOVE、ニイガター!
さて、そんな地元愛に溢れるナイスガイな僕なんですが、実はとある事で常々心を痛めていたんですよ。聞いてくれます?
INDEX
新潟市民、新潟市嫌い問題
シャイで内向的な新潟人はPR下手だとよく言われますが、それが行き過ぎて自虐癖、なんならディスり癖まで行ってしまっているきらいがあります。
さらに、「新潟を応援する!」というスタンスで活動しているこのセナポンにすら……。
このような記事が上がっている始末! 言うなら良いところだけでいいじゃねえか!
グギギ……! あの県外勢共め……!
こんなコケにされて黙ってられねっすっよ! なあ県民勢の皆!
いや別に……。
まあ新潟ですし……。
仕方がないと言うか……。
……なるほど分かりました。愛する新潟の尊厳を守ることができるのは、セナポンにおいて僕ひとりだけ。そういうことですね?
ああ何ということでしょう。当の新潟県民たちがこの熱量……。ひょっとして熱くなってるのってアタイだけ?
ならば僕がやるしかありません。この僕が、新潟へのイメージを良いものに変えてあげましょう……!
今回は特に槍玉に挙げられがちな新潟の冬について、ネガティブなイメージをポジティブに捉え直してあげようと思います。こういうのは認識の問題だからね。
これを読めば、あなたも新潟の冬が好きになるはずよ。
新潟の冬をポジティブに捉える
除雪機能が弱い
やっぱり雪がやだ!
ん~。それはちょっと浅いですね。
雪よりも問題なのは、消雪パイプなどが備わってないことだと思います。あと除雪も正直下手ですね。
皆さんは消雪パイプというものをご存知でしょうか?
消雪パイプは、地下水をポンプで汲み上げ、路面に散水して雪を溶かすための施設です。
新潟県 消雪パイプ
雪国育ちの人には比較的馴染み深いもので、簡単に言うと道の雪を水で溶かす機構になっております。
実はこれ、私のふるさとである長岡発祥なんですよ。せっかくなので、夏にはビールを撒いて欲しいですね。
雪国新潟と言われますが、いかんせん新潟県はとても大きい(というより長い)ので、地域によって気候に結構なバラつきがあります。
新潟市内中心部ではほとんど雪が降らないこともあり、正直に言ってあまり消雪・除雪機能が高いとは言えません。
とは言っても、3~4年に一回くらいのペースでドカッと雪が降るので、その度に市内の交通網は完全にストップしてしまいます。
でもね!
そこで生まれる人との繋がりがある
WEBというものが発展して以来、インターネットジャングルに篭りがちになってしまった現代人。
人との繋がり、その暖かさを感じにくくなってしまい、その孤独はじわりじわりと僕達の心を蝕んでいます。
しかし、ひとたび雪が降り積もれば話は変わります。
皆が皆スコップやママさんダンプ(と言って分かる人はいるのか)を手に取り、手分けをしながら家の周りの雪かきをする。
そう言えば初めてまともに会う隣人と「大変ですねえ」「そっちは大丈夫そうですか?」なんて会話をしつつ、汗を流しながら皆で雪をどかしていく。
こんもりと盛られた雪山を見て子ども達ははしゃぎ、いつの間にかソリまで持ち出して楽しそうに遊んでいる。
そこには家庭や地域の垣根はない。
僕達が無意識のうちに張っている心の壁を、雪が覆い隠してしまったかのようではないか。
このような経験を通して、狭く汚いアパートで一人暮らす自分も、宇宙船地球号に乗るクルーの一人なのだということを思い出すことができるのです。
積雪も悪いもんやないやろ?
強風の日が多い
雨も雪もそうなんですが、私が一番問題だと思うのは風ですね。とにかく強風の日が多くて、まともに傘もさせません!
そうなんですよね。
不思議なことに新潟市って妙に風が強くて、雨や雪が降れば決まったように強風が吹き荒れるというのが常になっています。
一説によれば佐渡ヶ島の存在が、市内(特に中心部)に吹く強風をもたらしているとも言われますね。
シャモトさんも言っていますが、こうなると困るのが傘なんですよ。風に煽られて、油断するとすぐにラッパ傘になっちゃう。ビニール傘なんて一発でオシャカです。
だけれども!
WHITE BREATHを歌うには最適
皆さん、歌を歌う上で最も重要なことはなんだか分かりますか?
音感? ノンノン。発声? それも違う。
歌を歌う上で最も重要なこと。それは気持ちです。
小手先のテクニックなんて必要ない。熱い気持ちと届けたい思いをしっかり持っていればそれでいいのです。
ところで、気持ちを盛り上げるためにはそれに見合ったシチュエーションというものが必要になってきますよね。
そう、新潟市に吹き荒れる暴風は、WHTE BREATHを歌うのに最も適しているのだ!
雨が降り雪が降り風が吹く。今日も天気が悪いなあと窓の外を見つめて嘆くのではない。
素肌にジャケットとネクタイを締めて外に繰り出し躍るのだ。叫ぶのだ。
その瞬間、極寒の新潟は日本で一番ホットなステージとなる。
そもそもとして天気が悪い
そもそもの問題として、天気が悪すぎなんですよ新潟って。特に冬になると、青空の日ってほとんどないじゃないですか。気分も落ち込むんですよね。
まあ確かに新潟の天気は悪いですよ。
特にオハナさんの出身である群馬県は全国的にも日照時間トップクラスの「晴れ県」なのに対して、新潟は下から数えて何番目っていうレベルです。
政府統計局のデータによれば、2県の間では日照時間で大体700時間ほどの差があることが分かります。な、700時間て……!
コイケさんによるマメな検証記事
とまあ、データ的にも印象的にも、基本的に新潟の天気が悪いというのは真実のようです。
しかしね!
太陽の真の輝きは新潟にこそある
人間には適応力というものがあり、置かれた環境に慣れていく生き物です。
晴れ県の人は空に太陽があることを当たり前だと思い、逆に新潟のような雨県の人は空が雲に覆われているのを当然だと思います。
つまりですよ、例えば今日の天気が……。
こ~んな気持ちの良い晴天だったとしてですよ。晴れ県の人は……。
青い
くらいにしか思わないのに対し、新潟県民は……。
オッヒョヒョー! やべえ今日! めっちゃ! 晴れてんじゃん!!
ン気もっちぇ~! 青空気もっちぇ~!!
太陽さんマジ感謝感激愛燦燦!!!!
となるワケです。
ここで重要になってくるのは、太陽側はこれを受けてどう思うかということです。
いつも頑張って光っているのにそれを当たり前のものとしている人と、たまにしか顔を出せないのにめちゃくちゃ感謝してくれる人。
どちらが太陽のモチベーションに繋がるか。もう明白ですね。
新潟に現れる時の太陽は普通の太陽ではありません。200%の力で眩しく輝くスーパー太陽です。
太陽の真の輝きは、新潟にこそあるのです。
通勤時間が読めない
新潟の冬はね。通勤時間が全く読めなくなるから嫌なのよ。雪が降ってなくても道路は凍るし、そうなると新潟バイパスは間違いなく渋滞。バイパスが詰まれば下道も詰まる。もう勘弁してほしい。
急に社会人らしいことを言い出す藤田。
確かに冬になると新潟はそこらじゅうで渋滞しています。
そうでなくても混んでいる新潟バイパスなんて、冬季はまともに機能しないことも多く、移動時間が全く読めなくなってしまいます。
新潟は車社会なので、道路交通網の麻痺は仕事のみならず日常生活にも大きな影響が出ます。これはまあ確かに困ることの一つです。
けれども!
それは現代の働き方へのありがたい警鐘
2020年~21年にかけて、世界中に大きな影響を与えた新型コロナウイルス感染症。
人類は数々の苦難を強いられた一方で、デジタルの世界は何十年も進歩したと言われています。人類の生活様式は新たなステージへと進みました。
技術は常に進歩していますが、人間の意識というものは基本的に有事にならなければ滅多に変わることはありません。
ここで再び新潟冬の道路事情を考えてみましょう。これはつまりですよ……?
いつまで会社に縛られてるの? 何ためのインターネットなの?
雪? 道路が凍ってる? なんでいつまでも地面を這って生きてるの?
お前ら、ずっとそのままで良いわけ?
画像はillust Image様より
こういうことなのではないでしょうか? 新潟県が私達に向けて鳴らす警鐘なのでは? 県民に進歩を促そうとしてくれているのではないでしょうか?
ああ、僕には分かります。新潟の厳しくも暖かい思いやりの心が。皆さんにも伝わったのではないでしょうか?
新潟さん、メッセージは受け取りました。この先は僕に任せて下さい。
冬コーデが楽しめない
何が嫌かって、冬のコーデが楽しめないこと!
寒すぎるから、どんなに可愛い服買っても、結局コートしか着れない。
超~~~分かる!
靴ですよ靴靴! 一番問題なのは!
長靴があるじゃん。ゴム長履けよゴム長。
ヤだよ!
靴もそうだし、服も毎日同じのばっかり着ちゃうんですよね。
なんでよ?
このブーツにはこの服がいい! っていうのがあるんだけど、この天気だとこのブーツしか履けないから、結局同じ服しか着れないじゃん! ってなることがよくあるんですよ! プンプン!
ん~、なるほど……。
それはね……。
わっかんない☆(着る服のほとんどは妹からのおさがり!おしゃれ無頓着男・ヌマジリ)
まとめ
以上、今回は「新潟の冬をポジティブに捉えたいの会」ということで、何かと文句を言われがちな新潟の冬について良い感じに取り上げてみました。
言うても事実は変わっていません。新潟の除雪が下手なのも風ビュービューなのも太陽がサボりがちなのも道が凍っているのも真実です。
でも物事っていうのは視点や認識を変えてみるだけで、グッと印象が良くなったりするもの。
皆さんも地元とか会社とか家族とか、身の回りのことを改めて取り上げ、ポジティブな方向に捉えなおしてみてはいかがでしょうか?
そうすれば、身の回りのことがもっと好きになれるかもよ。