地方の情報格差をなくし、“豊か”のある人生へ導きたい。株式会社サンゾウ亀貝康明さんインタビュー

地方の情報格差をなくし、“豊か”のある人生へ導きたい。株式会社サンゾウ亀貝康明さんインタビュー

2021/12/28

令和3年3月3日に「株式会社サンゾウ」を設立され、現在代表取締役社長を務める亀貝康明さん。

大学進学を機に新潟から離れ東京や上海、台北でご活躍されたあと、37歳で新潟にUターン。地元新潟で起業することを決意された背景には、様々な思いがあったと言います。

ということで今回は亀貝さんに起業に至るまでの軌跡や新潟で起業する意味、そして最近リリースされたメディア事業について、たっぷりお話を伺ってきました。

亀貝康明 Yasuaki Kamekai

1983年新潟県生まれ。
2浪のち東京の大学に進学。卒業後は株式会社カービューで営業として働く。しかし入社後3年間が経過し、次の挑戦を模索する中で憧れだった大学の先輩を追いかけて27歳の時に単身で上海に移住。3年間で4社ほど現地の企業で働くが、最後の企業と馬が合わず出ていく形で日本に帰国。その後実家に戻り新潟で短期バイトをしながら生活する。しかし運よくクルーズ株式会社に入社でき、30歳で初めてマーケティングの世界へ。32歳でカプセルジャパン株式会社に入社し、台湾に移住。取締役にまで出世したが新潟で起業する決意をし、日本に帰国。令和3年3月3日、新潟で株式会社サンゾウを設立する。Twitter note

オハナ
オハナ

今回一企業の社長さんに直接お話を伺うということで、かなり緊張しています。笑
でも思ったよりもフランクな方で安心しました!

亀貝さん
亀貝さん

ははっ!笑 そうですか!Twitterでの印象と違うってよく言われるんです。
これでもちょっとフランクなツイートをするよう心がけてるんだけどな……。

オハナ
オハナ

とても良い意味で親しみやすいなって感じました。
本日はよろしくお願いいたしますっ!

亀貝さん
亀貝さん

そうなら良かったです。笑
こちらこそ、よろしくお願いします!

居場所がないと思っていた新潟に戻ってきた理由

オハナ
オハナ

プロフィール文章にもある通り、亀貝さんは今まで国内外問わず様々な土地で色々な種類のお仕事を経験されていますよね。あまりの経歴にびっくりしました!

亀貝さん
亀貝さん

ありがとうございます。笑
でも、僕がなぜ東京や上海、台北に渡ったかというと「自分のことを誰も知らない土地に行きたい」という気持ちがあったからなんです。元々自分に自信がなく、コンプレックスの塊のような人間だったので。

20歳、初めての海外旅行で北京に行ったとき、日本よりもこっちの方が「自分に合う……!」と感じたという亀貝さん。

当時自意識過剰で人の目ばかり気にしていた亀貝さんにとって、誰も人の目なんて気にしていないように振るまう現地の人たちがすごく自由に生きているように見えて、「中国こそが、自分を開放し挑戦できる場所なのかもしれない」と思ったと言います。

オハナ
オハナ

なるほど、そんな背景があったのか。
しかし様々な経験を積まれて、サンゾウ設立前に在籍していたカプセルジャパン株式会社では取締役にまで出世。見事成功を掴んでらっしゃいますよね。

亀貝さん
亀貝さん

自分の中に溜まった反骨精神と、挑戦したいという気持ち、あとは本当に色々な人に助けられてここまで来れましたね。ラッキーなことに、大事な場面ではいつも誰かが救ってくれたんです。

オハナ
オハナ

そんな亀貝さんがなぜ今地元新潟に戻り、この地で起業するという決意をされたのでしょうか?

亀貝さん
亀貝さん

新潟から離れた土地で勝負をしてきたことは僕にとってすごい挑戦ではあったんですが、あるとき「これは挑戦ではなく、逃げたとも言えるんじゃないか……。」って気づいてしまったんですよね。
だからこそ、新潟に戻ることは次のチャレンジだと思いました。

と同時に、最後にいた会社でいわゆる経営者として働いてみて、自分でも起業したいと思っちゃった。 今までの経験から自分は1を100にすることは得意だっていうことに気付けたけど、ゼロから1を作ることはやったことがない。新たな挑戦としてそれをやってみたくなりました。

亀貝さん
亀貝さん

あとは新型コロナウイルスの流行で、一般的にも働く場所が関係なくなってきましたよね。

そんな世間の状況や自分の気持ちが重なって、居場所がなくて逃げだした新潟に今なら自分自身で居場所を作れるかも、そして昔の僕と同じように新潟で生きづらさを感じている人たちにも居場所を提供できるのではないかと思い、新潟での起業を決意しました。

新潟の企業にはNo.2の人間がいない

オハナ
オハナ

起業しようと思ったときに、新潟で何をやるのかは決まっていたんですか?

亀貝さん
亀貝さん

いや、「新潟で起業しよう」という事だけしか決まっておらず、何をやるかは全く決まっていませんでした。笑
友達からは「何も決まってないのに会社辞めたの!?」ってすごく心配されましたけど。
でも実際に新潟の人達と会って、みんなが何を求めているのか情報を集めてから決めようと思っていました。

オハナ
オハナ

そうだったんですね!確かに、色々準備をしていったのに実際行ってみたら通用しなかったなんてことになったら無駄ですもんね。
でもお友達が心配する気持ちもすごくすごく分かります。笑

亀貝さん
亀貝さん

「どうしてもこういうものが作りたい」っていうプロダクトがあって起業したわけではないので、新潟のニーズに合わせていこうってことは決めていました。

スタンスはあくまでスタートアップ企業ではなく、 市場のニーズに合わせて常に軌道修正しながら成長していくベンチャー企業

実際にあるデータでも、スタートアップが撤退する一番の理由は、キャッシュが無くなる以上にニーズがなかったからという調査結果も出ているらしい。これを見た時に、起業することは決めても、何をやるかは新潟で決めれば良いのだと確信したと語ります。

オハナ
オハナ

では実際に新潟に来て地元の人と話してみて、どんな印象を持ちましたか?

亀貝さん
亀貝さん

情報格差マーケティング人材不足は顕著に感じました。良いビジョンを持っている人や、素晴らしい商品はあったりするのに、それが世間に知れ渡っていない。

オハナ
オハナ

新潟はPRが下手くそって本当によく言いますもんね……。

亀貝さん
亀貝さん

あと簡単に言うと新潟の企業ってNo.2の役割の人がいないことが多いんですよ。社長のアイデアを上手く具現化できるような人がいない。

オハナ
オハナ

な、なるほど……!言われてみればそうかもしれない。

亀貝さん
亀貝さん

なので、自分たちが持っているマーケティング、経営、財務の能力や海外で得たビジネスの経験などを使って、課題を抱える企業がローカルに取り残されないように、未来へリードしていけるようなサービスを展開したいと考えるようになりました。

オハナ
オハナ

自分たちが新潟の企業におけるNo.2の役割になれたらいいなってことですね。

亀貝さん
亀貝さん

あ!その表現良いですね。分かりやすい!

オハナ
オハナ

やったー!褒められた!笑

「”豊か″のある人生」をビジョンに設立した株式会社サンゾウ

オハナ
オハナ

こうして2021年3月に設立されたのが「株式会社サンゾウ」という訳ですね。
具体的にはどのような事業を展開しているのでしょうか?

亀貝さん
亀貝さん

「”豊か″のある人生」をビジョンに、WEBページ制作から海外展開まで本当に色々なサービスを提供している会社です。詳しくはこちらのページを見ていただければ少し分かるかなと思うんですが、一言で「○○をやっている会社です!」と表すのが難しくて。笑

株式会社サンゾウ公式HP
オハナ
オハナ

確かに、HP制作や社内外への発信のようなDX化、キャスティングやイベントでのディレクション、動画制作、採用支援など、本当に幅広い事業内容ですよね。

亀貝さん
亀貝さん

僕らはまとめてプロデュース事業と言ってますが、企業の課題を抽出して解決までお手伝いするという、いわゆるコンサル業のようなこと、と言えば分かりやすいかな?

亀貝さん
亀貝さん

しかし、ただアドバイスをするだけでは無意味だと思っていて。情報は集めようと思えば簡単に集められる時代なので。一番難しいのは実行することです。

オハナ
オハナ

ほんと、おっしゃる通りです……。
私も今の仕事に役立ちそうな本を読んだりオンライン講座を受講したりしてるんですけど、それだけで満足して実行までいかないことがほとんどです。でもそれじゃ何も意味がないという……。

亀貝さん
亀貝さん

そうなんですよね。それが会社組織となるともっと難しい。なので組織として実行して習慣化するまで、とことん一緒にやっていこうと思っています。

オハナ
オハナ

そのお言葉、頼もしすぎますね!
悩みや課題を抱える企業さん、ぜひ一度サンゾウさんにご相談を!

サンゾウ公式無料相談会ページ

オンラインでの無料相談会も行っているので(県内企業については対面でもOK)、お気軽にご相談下さい!」という亀貝さん。

インターネットで自社商品を販売したい
SNSを使って、情報発信を行いたい
補助金を活用してみたい
けど、やり方が分からない・・・

などのお悩みを持つ方、ぜひ一度サンゾウの無料相談会に参加してみてはいかがでしょうか?

新潟で挑戦する人を応援。新メディア事業「アップデート新潟」

オハナ
オハナ

さて、そんなサンゾウさんがまた新しい事業を展開されるんですよね。

亀貝さん
亀貝さん

はい。新しくメディア事業を始めようと思っています。
12月17日にリリースされたばかりのメディアで、「アップデート新潟」と言います。

アップデート新潟は、新潟で挑戦する人を応援するメディアです。人にはそれぞれストーリーがあり、いつでも私たちを惹きつけます。そんなストーリーを集めて、今までの価値…
update-niigata.com
亀貝さん
亀貝さん

「人にはそれぞれストーリーがある」をコンセプトとした新潟で挑戦する人を応援するメディアで、新潟で挑戦する「人」にフォーカスした30分くらいの動画と、テキスト化したWEBページを提供していきたいと思っています。

オハナ
オハナ

素敵なコンセプトですね!
どうしてこの事業をやろうと思ったのですか?

亀貝さん
亀貝さん

新潟県民って真面目で努力家ではあるけれど、良くも悪くも自分から積極的に「人」を出さないイメージがあるんです。しかし人にはそれぞれのストーリーがありますし、商品やお店の情報よりも、人ってそれに惹きつけられるんじゃないかなと思うんですよ。
なので、人の顔を見えやすくするメディアを作りたいと思いました。

亀貝さん
亀貝さん

また、”新潟で挑戦する人”のストーリーが集まれば同じような人をもっと増やすことが出来るのではないだろうか、そして挑戦する人が増えれば新潟をもっと盛り上げることが出来るのではないだろうか、とも考えています。

プラス、僕自身が人にすごく興味があるんです。

オハナ
オハナ

え……。ということは亀貝さんが取材も行うんですか!?

亀貝さん
亀貝さん

はい、そうです。笑
動画編集もテロップも、記事にするのもまずは僕が全部やっていますね。

オハナ
オハナ

そ、そうなんだ……!社長がそんなに動くなんて……!

亀貝さん
亀貝さん

拡大させるタイミングで会社のメンバーや協力してくれる方に任せていきますが、まだまだ僕が手足を動かさなきゃいけないですからね。笑 アップデート新潟を一緒に作っていきたい方募集中です!

ちなみに、アップデート新潟への出演は自己推薦もアリだそう!

自分の挑戦を応援してほしい!メディアに出演してみたい!亀貝さんにお会いしたい!という方はぜひアップデート新潟のお問い合わせフォームから応募してみてもいいかもしれません。

新潟をもっとイケてる場所にするために、出た利益は還元したい

亀貝さん
亀貝さん

最終的にはこのアップデート新潟から何かしらのコミュニティを作りたいと思っています。
新潟にいる人って、新卒から同じ会社でずーっと働いていたりする人も多いじゃないですか。

亀貝さん
亀貝さん

そのような生き方や価値観を否定するつもりはもちろん全くないですし、真面目で立派であると思います。しかし、ずっと同じ職場でスキルが増えない、新しい人との関わりもない、年齢を重ねればリストラの可能性も出てくる……となると、肌感覚で従来の安定こそが不安定なんじゃないかって思い始めている人も多いと思うんです。

オハナ
オハナ

う、うわ~~!おっしゃる通りすぎて怖い、怖いです……!

亀貝さん
亀貝さん

良かった、そうですよね?笑
しかし新しいチャレンジへとどう踏み出したらいいか分からない。
なのでそういう思いを抱えた方や、社会人になっても学びたい欲がある達が集まれる場所を作りたいなと思っています。

亀貝さん
亀貝さん

例えば、公民館とかを借りてアップデート新潟で取材した「新潟で挑戦する人」が講師として登壇し、そのあとみんなで情報交換をする、みたいなね。
結果としてそれが地域活性や、新潟の力の底上げに繋がったらいいなと思っています。

オハナ
オハナ

す、素晴らしい……!
亀貝さんはnoteでも強く新潟のUIターンをもっと増やしたい、新潟をもっとイケてる場所にしたいっていう風に語られていますもんね。

亀貝さん
亀貝さん

そうそう。自分が得た利益を少しでも新潟に還元したいって気持ちがあるんです。

オハナ
オハナ

はあ~。どういう思いからそんな気持ちが生まれるんでしょうか……。
私は出た利益は全て自分で使いたい!と思ってしまいます。笑

私の強欲な意見に思わず笑ってしまう亀貝さん
亀貝さん
亀貝さん

ははっ!笑
うーん、それはオハナさんが僕ぐらいの年になって、変な話ですけど1回お金から自由になったら思えると思います。

いや、僕も創業したばかりでお金を持ってるわけではないですけどね!笑 
でも必要以上に稼いだなら墓場まではもっていけないから還元したいと思うわけですよ。

亀貝さん
亀貝さん

起業家として、もちろん社会的なインパクトは作りたい。一方で、目の前に救える命があったらその人だけのためにも動きたい。それが生きてる意味だよねって思うんです。
最初に少しお話ししたように、僕自身人に救われ続けた人生だったので。今度は僕が救う立場になれればいいなと思っています。

まとめ

という訳で今回は「株式会社サンゾウ」の代表取締役社長 亀貝さんにお話を伺ってきました。

「僕自身新潟に居場所がないって思って出て行ったけど、色んな人にチャンスを貰いながら自分の能力を高められ、自信をつけて帰って来れた。なので、今新潟で『チャレンジしているのに上手くいかない……』っていう人のことは絶対サポートしたくなっちゃうんですよ。」と語る亀貝さん。

このような方が新潟に戻ってきて下さったことをとても心強く思いますし、新潟の希望だなと感じました。

セナポンも同じような気持ちで新潟を一緒に盛り上げていきたい……!と身が引き締まり、これから頑張ろう!と思えたとても有意義な取材でした。亀貝さん、お忙しい中お話聞かせて下さりありがとうございました~!

会社情報・アクセス

会社名株式会社サンゾウ
住所新潟市中央区万代島5番1号 万代島ビル11階(地図) 
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備考公式HP Twitter 亀貝さんTwitter

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