運転をしていると目に入ってくる道路標識やグーグルマップなんかを見ていると、

えっ、これなんて読むの?
なんて思うような地名を目にすることってありますよね。愛すべき我が地元新潟にも、もちろんそのような地名が数多く存在しています。
ところでですよ、このような難読地名を見ていると、こうも思ったりしません?

カッケェ……。住みてえ……。屋号にしてえ…… 。
とね。
苗字もそうなんですが、一目ではどう読めばいいのか分からないような難読名って、特別感というか選ばれしもの感というか、不思議なかっこよさがあると思うんですよね。思いません?
というわけで今回は新潟一筋四半世紀の地元民僕でも読み間違えてしまうような難読地名を紹介していきたいと思います。
INDEX
あなたは読める? 難読&カッコいい新潟の地名
鐙(新潟市中央区)
これ読めます? 「あぶみ」と読みます。
渋くてイイですよね~。いぶし銀の輝き。どことなく硬派な雰囲気があります。
道場とかがありそうな、そんな匂いを感じます。感じません?
鐙とはそもそも馬具の一種のようですね。馬に乗る際に足をかける部分です。
こういうやつ

ちなみに僕はしばらくの間この地名のことを「よろい」と間違って覚えておりました。恥ずかしいです。恥ずかしいので墓場まで持っていきます。
でもほら、鐙(あぶみ)と鎧(よろい)。似てるやん? 8割5分同じやん。間違えるのも仕方ないよね。
聖籠町(新潟県北蒲原郡)
こちらは漢字も音もがかっこいい聖籠です。読みは「せいろう」ですよ。
ちなみに僕はしばらくの間、聖籠の字を聖龍とまちがって覚えていました。恥ずかしいです。恥ずかしいので墓場まで持って行きます。
聖籠には免許センターがあり、新潟市内の成人にとって、一度はお世話になったことのある地ではないでしょうか。
ここで初めての運転免許証を手にした時の喜び……忘れられないですね。写真の写りに絶望したことも忘れられません。

2回の更新を経て今は3枚目の免許証になっていますが、1枚目の写真に負けず劣らずヤバい写りでした。シャバに出してはいけないですねアイツは。
逢谷内(新潟市東区)
さて、続いてこちらは「おうやち」と読みます。「おやうち」じゃないですよ。
単なる「会」ではなく「逢」という漢字を使っているところが良いですよね。もっと深いめぐり合わせ……何か運命的なものを感じはしないでしょうか? 僕だけ?
ちなみに逢谷内インターは片方面からしか乗ることができないハーフインター。新発田方面へ行きたい時はここは使えないので、竹尾か海老ケ瀬を使いましょう。
五十嵐(新潟市西区)
五十嵐? まあ特殊な読み方ではあるけれど、こんなん普通に読めるやん……。と思った方、大きな落とし穴にはまっているかもしれません。
新潟では大体の場合、五十嵐と書かれていたら「いからし」と読みます。「いがらし」じゃないんですよね。濁らないのよ。
ちなみに五十嵐エリアには新潟大学五十嵐キャンパスが位置しています。セナポンには新大出身のメンバーも多いので、皆が青春を過ごした地でもありますね。
あなたの推しメンは誰?
僕も新大出身なのでね。この土地には色んな思い出があります。1人で聞いた講義、1人で食べたラーメン、1人で過ごした昼休み……。
本当に……思い出……深い……。
愛宕(新潟市中央区)
こちらは「あたご」と読みます。僕はしばらくこれを「あいこう」と読んでいました。でもどう見てもあたごにはなりえないよな。
会社から近い地域(かつ僕は通勤エリア)なので個人的にも馴染み深いエリアです。
愛宕とは火防の神様を表す名だそうで、全国にある愛宕神社は皆この神様を奉っているんだとか。
見た所この付近に神社はありませんが、何かしらこの神様に関係があるのかもしれませんね。
愛宕エリアの境目を一歩渡るとこの施設があります。
撞木(新潟市中央区・江南区)
つづいては撞木。「しゅもく」と読みます。僕は最初これを「かねき」と読んでました。撞(しゅ)と鐘(かね)が似とるんや。
撞木とはいわゆる「鐘叩き」を指すそうです。形としてはハンマーみたいな感じで、シュモクザメの名の由来ともなっています。
こいつね。顔怖!

新潟の撞木の由来はよく分からなかったのですが、他県にある「撞木」と名の付く地名は皆その土地の丁字路を撞木に見立てて名付けられたそうな。
新潟も恐らくは同様の理由から名づけられているのではないでしょうか。
どう読むねん! さらに調べて見つけた難読地名
さて、ここまでは僕が知っていた難読地名をご紹介してきました。
そんなことをしていると段々気分が乗ってきますね。乗ってきたので、ネットでさらなる難読地名を探す旅に出てきました。
そこで見つけた恐るべき難読っぷり……。皆さん、読めますか?
石動(新潟市東区)
「いするぎ」と読みます。新潟市の北区と東区に存在する地名です。

どう見ても「いしどう」か「せきどう」やろがい!
櫛笥(新潟市南区)
読みは「くしげ」です。京都にも同様の地名があり、かなり古くから記録のある由緒正しき地名とのこと。新潟の櫛笥はいかほどか?

えっ、「くしじ」じゃないの……?
廿六木(新潟県燕市)
こちら燕市にある地名。読める人いるんですかね? 「とどろき」と読みます。
廿という漢字が「二十」の意味を持っており、十・十・六・木で「とどろき」らしいですよ。脳トレかよ。

しいて言うならば「あまろっき」
中束(岩船郡関川村)
関川村にあります地名です。「なかまるけ」と読みます。「まるけ」どこから出てきたんですかね?
近くには霊峰光兎山があります。

「なかつか」以外の読み方が思いつきませんが?
上百々(新潟県妙高市)
続いては妙高市の地名。読みは「かみどうどう」です。「どうどう」という音は水の流れる音を表しているとのこと。

これはもう「かみもも」しかないっしょ!
美守(新潟県妙高市)
続いても妙高市から。見た目は普通なんですが、読んでびっくりの「ひだのもり」です。どうしてこの読みになった?

これは簡単や! 「みもり」やろ!
まとめ
以上、今回は地元民の僕も間違える新潟の難読地名を紹介させてもらいました。
こうしてみると変わった読みが多くてカッコいいです。個人的なお気に入りは廿六木ですね。これを家名に背負いたいぜ。
テンションが上がって地名一覧みたいなものを見ちゃいましたが、当たり前ですけど知らん地名が沢山ですね。市の名前になってればまだ分かるけど、他は近所ぐらいしか分からないです。
はしゃぎながら「こんな地名があるのか!」と一覧を眺めてましたよ。由来とかが気になるものもあったな~結構楽しかった。30分くらいは時間潰せます。
皆さんお住いの地域にもバラエティ豊かな地名があると思いますので、興味があったら調べてみるとまたひとつ地元のことが好きになれるかも……?
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