2020年話題のヒット作品「TENET」を3つのポイントで振り返る

2020年話題のヒット作品「TENET」を3つのポイントで振り返る

2021/2/8
ジョーカ
ジョーカ

TENET、私の映画の扉が開きました。

こんにちは!
今日は昨年の大ヒット映画「TENET」の感想を記事にまとめました!
私は普段ファンタジー作品を観ることが多いので初挑戦のジャンルでしたが…ドはまりしました。
昨年の作品ではありますが、これからも確実に見続けられるであろう作品だと感じたので、私なりの感想をまとめてみました!
よろしければぜひご覧ください。

ネタバレを含みますのでご注意を~!

ノーラン監督史上最高難度の「分からなさ」

一言で感想を表すならこれです。
ネット上で見かけるTENETを観た人の感想が「わからない」、「考えるのをやめた」というのが大多数。
観る前は「分からないってどういうこと?」と嘲笑しておりましたが、

確かにわからない。

ストーリーの大筋としては、第3次戦争から世界を救うためのスパイ映画という感じで、
「時間の逆行」がコンセプトになっています。

タイムスリップ・タイムリープ系のように、一瞬で過去や未来へ移動するのとは違い、逆光は時間が進むのと同じ速度で、過去へ遡っていきます。また逆行する人間も、順行している人間と同じ世界を遡ります

つまり、それぞれの立場から見ると、お互いが逆再生のように見える、ということになりますが、
これが映画全体の理解を混乱させます。

鑑賞者として順行者と逆行者を見分ける方法は酸素マスクと色

映画内で、逆行する人間は全てが反転するため、空気の流れも順行する人間とは反転しています。そのため逆行している人間は酸素マスクを身に付けています
また、逆行と順行が同時に描かれる場面ではそれらを区別するために赤(順行)青(逆光)で区別して表現してあります。

※イメージは作品と一切関係ありません。

もう一度まとめると、
酸素マスク
赤と青の色
で区別がしてあり、見やすく表現してあるということです。
ここまでわかっていても、いざ観ると混乱してしまう。

特に私はクライマックスの理解が難しかった…!笑

登場人物の時間軸や逆行経路などを考えながら観るのですが、1つ理解すると1つ疑問が生まれてくる
そして最終的に、「あ、考えるのやめよう」の域に達しました。笑

現代の技術だからできる「アクションの素晴らしさ」

アクション、半端ないです。
冒頭で述べたように、私はファンタジーものが好きで、アクション映画はあまり見てこなかったのですが、

TENETはアクションもすっごいかっこいいんですよね!

特にこの映画は時間を操作しているので、
順行している人物と、逆行している人物が戦うシーンにはうならされました。

現代の技術だからできる順行と逆行のアクション
うわ、やられた。というカッコよさで全私がスタンディングオベーションでした。

またこの作品の中で重要となってくるのが「」。

映画の中では、弾丸も時間を逆行するため、弾が銃から出るのではなく、銃の中へ戻ります
映画の中で事前にその説明はあるのですが、いざ戦闘シーンでその現象が出てきた時の感動は鳥肌ものでした。

さらにこの映画がすごいはCGを使用していないところ。
役者の激しい戦闘シーンはもちろん、ビルへ突っ込む飛行機なども全て実写です。そのリアルさがすごい。
CGでは作り出せない世界観に圧倒されました。

メイキングを観るとさらに素晴らしさを実感したのでこちらもぜひ。(鑑賞後がいいかも)

音楽好きはついつい気になってしまう「酔うような感覚の音響演出」

最後に、私がいいなと感じたのは音楽です。
観る前、すでに1回鑑賞済みのセナポン屈指の映画好きオハナさんに「音楽に酔っちゃう」と聞いていましたが、観始めて秒で納得。

冒頭のオーケストラのチューニングのシーン、音がまるで合ってないんです。

不協和音から始まることで、ラストまでの展開の不安さへ導かれました

※イメージは作品と一切関係ありません。

映画を通して絶え間なく音楽が流れている印象でしたが、平和・感動的な音楽はなかったと思います。
一瞬ピアノで緊張が途切れるような曲が流れた記憶がありますが、ほとんどはずっと安心できないような、緊張感のある不気味な音楽。そしてものすごい重低音でした。

前述した飛行機のシーンや、もう一か所車を使った大掛かりなアクションシーンがあるのですが、
そのシーンの音楽は特にお腹の底に響く重低音で、音楽とともに印象に残るシーンでした。

逆に音楽がないシーンも、臨場感や緊張感がまるで実際にその場にいるように感じられ、とても効果的で印象的。音楽の使い方のうまさに感嘆でした。

まとめ「2回見るべき映画!」

1回目の鑑賞では本当に何もわからず、もはや「今なんで戦ってるんやっけ?」という感じでしたが、
2回目の鑑賞ではその理由だったり、戦闘中の逆行の使い方などに理解ができるようになると思います。
また2回目でなければ確実に気が付けない点などもあり、そのあたりも考えられているなあ、という印象でした。

ぜひ、まだ見られていない方は鑑賞してみてください!
「分からない」が渦巻く世界へ、さあ、ようこそ…。