皆さん……いよいよ開幕しましたね。J2リーグ2022!
新潟が誇るクラブチーム・アルビレックス新潟について、去年からいくつも記事を書かせていただいたセナポン。特に私オハナが書いたこの初観戦記事は当時の監督であったアルベルト監督にもツイートされたり、公式ページにも掲載されたりと、かなり多くの方に読んでいただけました。
去年はそれからビッグスワンで約4回ほど試合を観戦しました。負けて悔しい思いをした試合も、寒くて凍えそうになった試合もありましたが、生のスポーツを見ているワクワク感や熱狂するサポーターの方々など、スタジアムいいるだけで味わえる非日常感が特別で、どの試合もとっても楽しめました。
しかし、実はまだそこまでチームのことを分かっていない私……。スタジアムの雰囲気を楽しむだけじゃなく、今年はもうちょっと踏み込んだところまで知識を深めてより試合を楽しみたい!
ということで、セナポンの運営会社株式会社ウィザップに勤める熱狂的アルビサポーターの3名をお招きし、「2022シーズンのアルビレックス新潟」について、たっぷり語っていただくことにしました。
私のように、「アルビ好きになり始めたばっかりでまだよく分かんない!」って方はもちろん、玄人サポーターの方々も「それ分かるぅ~!」「私はこう思うかな!」と議論を交わしちゃってください!
ではさっそく、行ってみよーっ!
今回語ってくれるアルビサポの皆さん
今回お招きしたのは、この記事にも参加してくれたおなじみの3人。
ヒグチさん
アルビサポ歴約25年。 チーム立ち上げのときから応援している大古参。
娘さんが幼稚園からアルビチアを習っており、年に1回はビッグスワンでチアを踊る。父としてほほえましく見守りながらも、自分より全然近いところでアルビを応援できる娘のことをひそかにすごーーく羨ましいっ!と思っている。
ツノさん
アルビサポ歴約20年。 各地への旅行も兼ねて、アウェイに応援に行くのが好き。
しかし、こんなご時世のせいでアウェイ観戦へまったく行けていない……。積もる思いもあるが、声出し応援ができるその日までアルビサポをやめるわけにはいかない!と強く思っている。
タツヤ
アルビサポ歴約20年。サポーターの中心団体である「BRIGADA F.A.N.S.」の一員として、ホーム、アウェイほぼ全試合の応援に行きながら太鼓を叩いている、かなりの熱狂的サポーター。
最近仕事が忙しく正直アウェイ遠征がしんどいが、ここまでやってきた意地とプライドだけを糧に、なんとしてでも全試合行くぞ!と意気込んでいる。
2022シーズンのアルビレックス新潟についてぶっちゃけトークしてみた
自己紹介も終わったところで、さっそくトークに入っていきますよ!今回は
- 新監督、新体制について
- 今年の注目選手について
- J1昇格にあたって核になりそうな試合について
の3つのトピックで語っていきたいと思います。では、レッツラゴ!
監督、新体制についてどう思う?
2021シーズンから大きく変わったことといえば、監督が交代されましたよね。これは私でも知ってる~。新監督はどんな方なんですか?
※画像は公式HPより
新監督 松橋 力蔵 氏 Rikizo MATSUHASHI
1968年生まれ千葉県出身。現役時代のポジションはMF。高校卒業後、日産自動車サッカー部→横浜マリノス → 京都パープルサンガ → ジヤトコサッカー部と数々のチームに所属。2001シーズンを以て選手を引退する。その後、ジヤトコサッカー部でアシスタントコーチを約2年、横浜F・マリノスにて約16年の間ジュニア、ユース、トップチームのコーチを務める。2021年からアルビレックス新潟のトップチームコーチに就任し、同年12月6日、新監督に就任する。
松橋監督は去年からトップチームのコーチとして活躍していた方。監督自体の就任は初ですね。 まだ監督としてのこの方を見たことがないので何とも言えないんだけど、私的には期待してもいいんじゃないかな~と思う!
同意見!コーチが監督になるって、大体監督が何か問題起こして途中退任して代理として…っていうマイナスな場合が多いんだよね。でも松橋さんの場合、以前からいずれ監督にするって目的でコーチに置いてたから、プラスの昇格ではあるの。
ほお~。そうなんだ!新しい監督来ないんだ……あれ~?って思ってたけど、安心した!
あと、教え子からすごく信頼されているよね。横浜F・マリノスで長くコーチをしていたときの選手たちから、人望がすごく厚かったらしい。松橋さんが監督に就任するって決まったとき、アルビの選手宛てに元教え子の選手から「松橋さんほんとに良い監督だよ。良かったね。」ってメッセージが来てたりもしたみたいよ。
一応戦術的にはアルベルト監督のスタイルを継承するっぽいですよね。
パスサッカーの攻撃型。日本ではまだ珍しいからなのか去年前半は点数が稼げてたけど、今年はどうなるかなあ……。
アルベルト監督が残していった功績は残しつつ、松橋監督には選手たちとコミュニケーションを取り合いながらより個の力を引き出してもらいたい!前年度よりもっと一体感が強まったチームになってくれるといいなあと思いますね。
就任コメントにも「何事も一人で成し遂げるのは難しいことですが、チームとして同じ方向を向き、惜しみない努力を続けながら進んでいく決意です。」とあります。チームが一丸となって戦うことを大切にされる監督なのでしょうか。
そのスタイルを武器に、「より攻撃的に」という今年のスローガンの通り、勝利にこだわったサッカーを見せてほしいですね!
注目選手は?
続いて、選手についてです!
残ってくれた選手といなくなった選手、新加入選手といると思うんですが、皆さんの注目選手はどなたですか?
個人的に今年注目したい選手は谷口海斗選手!
※画像はsportsnaviより
谷口海斗 Kaito TANIGUCHI
1995年生まれ三重県出身。ポジションはFW。背番号7。経歴は四日市中央工高→岐阜経済大→いわてグルージャ盛岡→ロアッソ熊本。 左ウインガーとして、カットインからの右足、タイミングのいい飛び込みが武器で、グルージャ盛岡在籍時の2018シーズンではリーグ5位の15得点を記録、 ロアッソ熊本在籍時の2020シーズンでは18得点を決めJ3の得点王に輝いた。アルビレックス新潟には2021年に加入。昨年度はリーグ戦全試合に出場し、チームトップとなる13得点を決めた。
おお~!そうなんだ!
サポーターみんなびっくりしたと思うんだけど、今年FWに外国人選手が入らなかったの。J1に上がるために、今年はとにかく点を決めることを意識しないといけない年。そのために、 去年チームで一番点を取った谷口選手にはめちゃくちゃ期待してる。
私谷口選手のゴールが初めて見たゴールだった!その後もよく点決めてるイメージあるから、すごく印象に残ってる~。勝ちにこだわるためには少しでも多く点を決めないとだもんね。谷口選手、頑張ってくれい!
続いて……僕の注目は秋山祐紀選手ですかね!
※画像はアルビレックス新潟公式HPより
秋山祐紀 Hiroki AKIYAMA
2000年生まれ群馬県出身。ポジションはMF。背番号6。経歴は前橋育英高→アルビレックス新潟→アスルクラロ沼津→アルビレックス新潟→鹿児島ユナイテッドFC。 高校2年時の全国高等学校サッカー選手権大会では優勝を経験。3年時には惜しくも3回戦で敗退してしまったものの、前橋育英の伝統の「14」番を背負い出場、翌年2019年にアルビレックス新潟に加入した。2020年からはシーズン開幕戦からスタメンとして出場、コンスタントに出場機会を得るも、2020年9月にはアスルクラロ沼津、2021年8月には鹿児島ユナイテッドFCに育成型期限付きで移籍していた。
わ~私まだちゃんと意識して見たことない選手かも。群馬出身の同郷選手を見逃してたなんて……!不覚!
そうそう、群馬出身なのよ~。そして、秋山選手にはそろそろ化けてほしいと思ってる!
毎年期待されてはいるんだけど出場機会があんまりなくて、いつもシーズンの途中でレンタルされちゃうんだよね。
でも今年のチームだったら活躍できそうな気がする!もともとパスで盛り上げるゲームメーカー的な選手ではあるけど、レンタル先の活躍を見てると点決めたりもしてるので、前の方で生きる選手なんじゃないかな~と。まだ若いしね!期待を込めて!
新加入選手でいうと、やっぱり注目はトーマス・デン選手ですよね~。
※画像はYahoo!ニュースより
トーマス デン THOMAS JOK DENG
1997年生まれケニア・ナイロビ出身。ポジションはDF。背番号3。経歴はメルボルンビクトリー→オーストラリア - PSVⅡ→オランダ→メルボルンビクトリー→オーストラリア→浦和レッズ。 2020年1月に開催されたAFC U-23選手権2020にオーストラリア代表の主将として参加したことをきっかけに、プレーのユーティリティ性や高い身体能力、さらに主将としてのピッチ内外での振る舞い等が評価された事によって、同年1月に浦和レッズへ加入。2021年シーズンは負傷のため出遅れ、一時復帰したものの負傷離脱を繰り返し、全公式戦出場はわずか6試合に終わった。持ち前のスピードを活かした守備が期待される。
守備で外国人選手を起用することが新潟では珍しいし、だいぶビックネームだからサポーターみんなびっくりしたと思う!
オリンピックではオーストラリアのキャプテンを務めたほどの実力者ですもんね。浦和にいたときはケガをしていたせいか出場機会があんまりなかったようだけど、もう、めっちゃくちゃ強いDF。
正直この人が今のチームにハマるかどうかが今年の肝だと思う。今年のスローガンにもあるように、今年の新潟は攻めに人数をかけそうな感じがするから、その分弱まった守りの布陣をこのデン選手がうまく補ってくれるといいなあ~。
なるほど、めっちゃ勉強になる……!
あとやっぱり、本間至恩選手に関しては残留してくれてテンション上がっちゃったよね。
分かるう~。
※画像はアルビレックス新潟公式HPより
本間 至恩 Shion HOMMA
2000年生まれ新潟県出身。ポジションはMF。背番号10。経歴は朝日SC→アルビレックス新潟U-15→アルビレックス新潟U-18。 新潟U-15に在籍していた2015年には、U-15日本代表にも選出されタイ遠征などに参加。 新潟U-18へ昇格した高校2年時の2017年にはトップチームに2種登録され、同年5月のルヴァンカップ・グループステージ第7節ヴィッセル神戸戦に途中出場。クラブ史上最年少で公式戦に初出場した。実力は昔から折り紙付きの、誰もが頷く新潟の若きエース。昨シーズンは32試合に出場し5得点をあげるが、中盤の山口戦で負傷。右大腿二頭筋肉離れで全治約6週間と診断され、その後の出場はなし。その影響もあったのか移籍するかとの噂もあったなか、新潟への残留を選ぶ。
絶対移籍すると思ってたのでニュース見たとき超驚いた!まあ、世界に羽ばたいてほしかったなあっていう気持ちもあるので、全力で喜べる感じではないんだけど……。
もっと強いチームで実力高めてほしいけど、微妙なチームとか日本の中で移籍するくらいならアルビがいいなあ~でも……。とか悶々としてました。(笑)複雑な親心です。新潟の孫……。
既に海外からの注目も集めている選手なので、多分来年あたりには見れなくなるんじゃないかなあ。皆さん、本間至恩選が新潟で見れるうちに見ておいたほうがいいですよ!
他にも、
- 柏レイソルから移籍したドリブラー、2022リーグ初戦でも大活躍した イッペイシノヅカ選手
- 本間選手と同じく移籍の噂がありつつ残留を決めてくれたオールラウンダー高木善朗選手
- トップ下での活躍が期待されるチャンスメーカ― 伊藤涼太郎選手
など、注目選手はたくさん!選手の話になると3人の話も止まらず、いつまでも喋れるようでした。(笑)
個人的には、今年新潟医療福祉大学から加入したシマブクカズヨシ選手が気になる~。 ちょうど去年初出場した試合を観てたんですよね。初めての試合なのにゴール近くで結構ボールに触ってて、「が、頑張れ~!」って超応援したの覚えてます。 巧みなドリブルで試合を盛り上げてほしい!
核になる試合は?
さて、試合のスケジュールはこんな感じで出てますが、今年の注目試合ってどことの試合になりますか?強いチームは?
※画像はアルビレックス新潟公式HPより
今のところ断トツで強いって言われてるのはV・ファーレン長崎かな。
メンバー的に今年補強成功したな~って言われてるよね。柏にいたクリスティアーノ選手とか超注目選手だね。
オフシーズン中の練習試合でも、現J1の川崎フロンターレに勝ったらしいし!
ええ~っ!それはすごい。
あとは補強でいうとFC町田ゼルビアもエグいの入れたよね。山形にいたヴィニシウス選手とか……。
横浜FCも評価めちゃくちゃ高いって聞きます。
去年J1で降格したチームなので。
今年降格してきたチームは横浜、仙台、大分、徳島。
ここは去年J1にいたチームだから強いと思ってもらっていいと思います。
3人からの情報によると、強いチームと戦う注目試合は
- V・ファーレン長崎 (AWAY:7/30 HOME:4/23)
- FC町田ゼルビア(A:5/15 H:10/23)
- FC横浜(A:5/15 H:10/23)
- ベガルタ仙台(A:2/20 H:10/8)
- 大分トリニータ(A:7/27 H:9/3)
- 徳島ヴォルティス(A:6/15 H:8/6)
ここできちんと勝ち点を取れるかどうかがJ1昇格のためのキーになりそう! 皆さん、注目して見てみてくださいね。
ちなみに、強いチームとして挙がったベガルタ仙台は開幕戦のお相手でしたね。結果は0-0の引き分け。そして2戦目の大宮アルディージャ戦も2-2でまたまた引き分け。ということで、今週のホーム戦は絶対に勝利してほしいところ!
まとめ
以上、 3人のサポーターの方々に、2022シーズンのアルビレックス新潟について3つのトピックで語っていただきました!楽しんでいただけたでしょうか~!
にわかファンの私では到底知りえなかった情報の数々、聞いていてすごく楽しかったです。今後の試合観戦がますます楽しくなりそう。
これをきっかけに少しでも「アルビ観戦行ってみようかな」という方が増えれば幸いです。ちなみに、感染症対策で2021シーズンは禁止されていた大旗での応援やタオルマフラーを振る、回す行為なんかも今年はOKになったみたい。前年度よりも応援が活気づくかもしれませんね。そういう意味でも楽しみ~。
では、2022年のアルビレックス新潟も引き続き応援していこうぜ!
取材・記事広告依頼承ります
あなたの持つ"かがやき"を発見し、届けたい想いを言葉にする。セナポンにそのお手伝いをさせてくれませんか?