突然ですが皆さん、モルックというスポーツを知っていますか?
最近、キャンプ好きや北欧好きを中心に知名度をグングン上げているこのスポーツ。近頃はテレビで特集が組まれたりしているのもたまに見かけます。また、お笑い芸人「さらば青春の光」の森田さんがやられていることでも有名ですよね。ちなみに、日本代表として世界大会にも参加されています。
お笑い好きであるこの記事の筆者・オハナも、「モルック」についてはこの森田さんから知ったクチ。この動画を見たときには
へえ~。モルックってスポーツがあるんだ。なんか面白そう!
とは思いましたが、必要な道具もない、どこでやるのかも分からない、一緒にやる人いない、てかそもそも私ってスポーツ超苦手!ということで、「モルックをやる」という考えは自分の頭には全然浮かびませんでした。
しかし、なんと最近新潟でもモルックをやっているという団体を発見!
まさかできると思ってなかったスポーツが新潟でもできるとなると、なんだかちょっとやってみたくなる不思議……。そしてどういう経緯でこのクラブを設立したのかとかもめっちゃ気になる!
新潟モルッククラブさんとぜひコンタクトを取ってみたい!
ということで、今回はこの新潟モルッククラブさんの体験会に参加させていただくことになりました。
ここからは、私が実際にモルックをやってみた様子や感想をお届けしたいと思います。また、クラブの会長さんに「なんでモルック始めようと思ったの?」など色々気になる質問もぶつけてきました。興味のある方はぜひ読んでみて下さいね~。
INDEX
新潟モルッククラブに潜入!モルックを初体験してみた
そもそもモルックとは?
どんな競技?
モルックとは、フィンランドのカレリア地方の伝統的なkyykkä(キイッカ)というゲームを元にTuoterengas社(フィンランド)によって1996年に開発されたスポーツ。割と最近のスポーツなんですね。
母国フィンランドでは、サウナとビールを楽しみながらプレイする気軽なスポーツらしく、とても簡単なルールで老若男女問わず気軽に楽しむことができます。
今のところの競技人口は2020年の時点で世界で10万人、日本で1万人ほどだそうです。(数字だけいうと分かりづらいけど、実はオリンピック競技であるカーリングより競技人口が多いらしい。意外。)
ルールは?
公式団体戦では、1チーム3~4人の2チーム以上で戦うモルック。場所は6x10mくらいの広さがある平らで障害物のない場所なら大体OKです。
必要な道具は以下の3点。
ルールを簡単に説明すると、「3.5m離れた位置からスキットルめがけてモルックを投げ、倒れたスキットルの内容によって50点ぴったりになるまで得点したほうが勝ち」というスポーツです。
このとき、複数本のスキットルが倒れた場合は「倒れた本数=点数」
1本しか倒れなかった場合は「倒れたスキットルに書かれている数字=点数」になります。
※画像は日本モルック協会公式HPより
ただし、50点を超えてしまった場合は25点に減点され、ゲームは継続。同じチームで3回連続スキットルを倒せず失投した場合は0点とされ、失格となります。
なんとなく分かったかな?簡単でしょ?
いよいよモルック初体験!
さてさて、いよいよモルック体験会の様子をお届けします。今回私・オハナと共に参加したのはセナポン編集長フジタ。
マイナースポーツめっちゃやってみたかったんだ~!楽しみ楽しみ!
出迎えてくれた新潟モルッククラブのメンバーはこちら。
その他にも、今回初参加のメンバーが何名かいらっしゃいました。モルック練習会スタートです!
みんなで簡単な自己紹介をしてからルール説明を受け、さっそく投げてみます!
狙ったところに投げるの難しいけど、まぐれで当たるときもあるからラッキー!運動音痴の私でもできる。うれしい!
ちなみに、スキットルが完全に倒れていない(重なって地面についていない)場合は点数としてカウントできません。こんな感じで倒れたときは7点になります。
シンプルだけどめっちゃおもしろい!ダーツのゼロワンみたいな感じで最後にバチッと決めた時の快感はエぐいね。もっとうまくなりたい~!
投げたあと、倒れたスキットルは元の場所に戻さずその場で立てます。みんなで協力してね。
ゲームが進むごとにどんどんスキットルの間隔が広がっていきます。自分が狙いたいナンバーのスキットル1本めがけて投げやすくなるよ、楽しい~!
そんな感じでチームを変えたりしながら3.4試合させてもらってたっぷりモルックを楽しみました。
めっちゃ楽しかったー!動いたりするスポーツが苦手な私でも全然出来たし、小さいお子さんとも一緒に楽しめたのが良かったな。(この日は参加者の中に娘さんを連れてきている方がいました。)
運の要素も少しあるから、経験・未経験の差がすごく開いてしまうわけでもなかったし、「ここ狙うといいよ!」とか会話しながら楽しめたのも嬉しかった。またやりたい~!
モルック自体の値段もそこまでお高くはなさそうだし、これは買って自主練しなきゃですね。ウィザップモルック部作ろう!目指せ日本代表!目指せ世界大会!
体験会の様子は以上で終了!なんだかササ~っと紹介してしまいましたが、ただ投げるだけのスポーツなので、面白みを説明するのが難しいのよ……!(笑)でも実際にやってみると確実に楽しい。皆さん、ぜひ体験してみてほしいです!
新潟モルッククラブ会長ゆきむさんに聞いてみた
楽しい楽しいモルック体験会も終わり。そのあとのまどろみタイムに、新潟モルッククラブ会長のゆきむさんを捕まえて、気になることを色々質問してみちゃいました!
どうしてモルックを始めようと思ったの?
ゆきむさんって、そもそもどうしてモルックを始めようと思ったんですか?新潟モルッククラブが出来た背景を知りたいです!
私がモルックと出会ったのは、フィンランドでの教育インターン中。その時は子どもたちが遊んでいる様子を見ていただけだったんですが、日本に帰ってきてから「なにかスポーツを趣味にしたいな~」って思ったときに、ちょうどフィンランドの子と交流してたらモルックの話題が出てきたのでやってみようと思ったのがきっかけです!
道具とかも通販で気軽に集められそうだったので、友達だったおかずくんに「人集めてよ~」って声をかけて、興味がある人が集まったという感じかな。これが2021年6月くらいのできごと。初モルックはやすらぎ提にて行いました。実際にやってみたらすごく楽しくて、どんどんハマっていきましたね!
日本モルック協会HPのTOPにある「あした、日本代表になれる。それが『モルック』です。」という言葉にもすごく惹かれたというゆきむさん。確かに、この言葉はフフッと笑ってしまうし魅力的。
また、当時は新潟に協会の公認団体はなかったそう。そのため、「私たちすぐ新潟代表になれるじゃん!」と思って、モルックを始めて1か月ほどだったのにも関わらず、すぐに申請を出したんですって。
日本モルック協会のスタッフやってるってほんと?
新潟モルッククラブができたの、思ったより最近のできごとでびっくりしました。(笑)
そして、ゆきむさんは日本モルック協会のスタッフもやられてると聞きました。スタッフにはどのようになられたのですか?
団体の申請が通ったあとHPを見ていたら、スタッフ募集のお知らせがあったんです。またフィンランドの人と交流できるかもしれないし、これは応募するしかない!と思って、履歴書送って面接受けて、採用していただけることになりました。これが2021年の9月くらいかな。
ちなみに、新潟モルッククラブでは私とあともう一人“もりっく”という方が協会のスタッフとして活動しています!
ちなみに、ゆきむさんともりっくさんは普及部という、日本各地におけるモルックイベントのマネジメント及びそのサポートをする部署に所属しているよう。また、ゆきむさんはご自身の語学能力を活かして、国際班というところにも兼務で所属しています。YouTubeの翻訳や、世界モルック連盟からのお知らせを翻訳したりする業務を担当されているそうです。
ゆきむさんが翻訳(一部)を担当された「第2回モルックアジア大会」のお知らせページはこちら。
新潟モルッククラブってどんな活動しているの?メンバーは?
なるほど!協会ではそんな活動をされているんですね。
新潟モルッククラブについてですが、今何人くらいのメンバーが所属しているんですか?また、活動はどのようなものをされているんですか?
新潟モルッククラブに所属しているのはメンバーは現在10人ほど。ちなみに、モルックへの愛と入会費3,000円を払えれば誰でも加入できます。(笑)
主な活動は毎週行っている体験会&練習、あとは大会への参加ですね。体験会は、今は毎週月曜日の19時半~古町のビルの中で人数を制限しながら行っています。寒いうちは屋内の体育館でやりますが、温かくなってきたらやすらぎ提や海岸でもやったりします。夕日に照らされる中海辺で行うモルックとか最高ですよ!
やりたい人がいたらぜひお近くのモルッククラブメンバーにお声がけいただくのでもTwitterのDMやメールアドレスまでご連絡いただくのでもOKです!ぜひ一緒にモルックやりましょー!(詳細は最後に)
ちなみに、新潟モルッククラブとしての活動目標は新潟でモルックの全国大会を開くこと!なので、もっともっと新潟のモルック人口を増やしていきたいんだって。
全国大会の場所は、競技人口が増加してるか、スポンサーはきちんとついてくれるか、大会をやるスペースがあるかなどを考慮して決められるそう。(ちなみに、去年の全国大会は熊本で行われました)協会に色々とアピールしていけば新潟で行われる可能性も全然あるらしい!
新潟のみんな、私たちといっしょにモルックやろ……!
ゆきむさんから見たモルックの魅力は?
色々お聞かせいただきありがとうございました~!
最後に、ゆきむさんから見たモルックの魅力をお教えくださいっ!
モルックって、 性別、年齢、体格が違ってもハンデを付けることなく同じルールで楽しめるっていうところがすごく魅力的だと思っています。こういうバリアフリースポーツって意外と身近にあんまりないんですよね。
あとは経験者でもそうでなくても、その場にいて投げれさえすればすぐ競技に参加できる。みんなに優しいスポーツだなと思います。
そして、日本モルック協会としての一番大きい目標はパラリンピックスポーツの競技入り。それを目指して、私たちもコツコツとモルックを広げていきたいです!
「あと、コミュニケーションスポーツっていうところも魅力の一つですよね」というゆきむさん。みんなで会話を楽しみつつ協力しながら進められるスポーツなので、社内の交流の機会なんかに使うのも良さそうとのこと。確かに、スポーツを通じてだと会話も自然と広がります。モルック、万能かよ……!
本気の人から気軽に楽しみたい人まで、みんなが同じルールでマイペースに楽しめる魅力たっぷりのスポーツ“モルック”。皆さんもこれを機会に始めてみませんか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
初心者の初体験でもめちゃくちゃ楽しめてびっくり。参加メンバーもみんな優しく、和気あいあいとした雰囲気にとっても安心しながらプレイすることができました。モルック、そして新潟モルッククラブの魅力が少しでも伝われば幸いです!
私も今後時間があるときは積極的に参加していきたいと思います。ウィザップモルック部も作らなくては……!新潟のモルック人口、みんなで増やしましょ!
今日もモルック楽しかった😆⌒🥖✨ウィザップメンバーが入ったチーム激弱で泣けたけど、当たるだけで喜んでくれる優しい世界…🥲ありがとうございました!
— さいとうはな (@hana_withup) February 14, 2022
動画は唯一当たった奇跡ショット🔥 pic.twitter.com/8uJggZG8rl
新潟モルッククラブへのご連絡はこちらから
モルック体験会に参加したいと思った方は下記3種の方法のどれかからご連絡下さい。体験会日時・場所については公式Twitterをチェック!
①TwitterのDMから連絡
@niigata_molkkyのDMまで、体験会参加の旨と、名前、携帯電話番号、参加人数をお送りください。
②メールで連絡
niigata.molkky.club@gmail.comまで、体験会参加の旨と、名前、携帯電話番号、参加人数をお送りください。
③LINEオープンチャットに参加
1.上記URLをタップ
2.お好きなあだ名を設定
3.LINEオープンチャットへ参加
4.自己紹介とどの練習に参加するかをメッセージ
例)「新潟市在住の○○○です。○月○日の練習に参加します!はじめてモルックをやります。よろしくお願いします!」