【労働者の友】効率の良い作業を行うためには仮眠が不可欠だ【お昼寝】

【労働者の友】効率の良い作業を行うためには仮眠が不可欠だ【お昼寝】

2021/2/18
ヌマ
ヌマ

寝る子は育つ! ね!!

■眠いなら寝ろ。

ああだめだ。どうしても眠い。眠くて仕事に集中できない。まだ日中なのにこんなに眠くなってしまうなんて、僕は私はなんて集中力のない社会不適合者なんだろう……。

という思いを日々眠気と共に感じている方、結構いるのではないでしょうか。

仕事中、眠いですよね。分かります。僕も超眠いです。朝は当然眠いですが、昼過ぎの14時~16時の間とかもう眠くて眠くて仕方ないです。何故この眠気が夜に来てくれないのかと思います。

そんな仕事中の眠気を防止するにはどうすれば良いか。

生活習慣を改める(特に夜の過ごし方)というのも勿論大事なことですが、一番手っ取り早いのは仮眠をとってしまうことですよね。眠いなら寝ちまえばええんやという実にシンプルなロジックです。

僕も昼休みは必ず昼寝しています。仕事中の時間配分を自分の裁量である程度決められた営業時代も、1日1回は必ず仮眠を取っていました。

睡眠は大事。板東は英二です。

休憩時間とは言え仕事中に寝るなんて! と思う人もいるかも分かりませんが、バカ言っちゃいけねえよ。効率よく仕事をしたいからこそ! お昼寝が大事なのよ。

というわけで今日は仕事中のお昼寝について語っていきたいと思いますね。

■眠気を感じながらの作業なんて非効率of非効率。寝ろ。

皆さんも一度冷静になって考えてみてください。

居眠り運転。自分や周りの人の命を危険に晒す恐ろしい行為です。

当然これによって事故を起こしたドライバーは、どれほど勤勉で趣味はボランティアで子供の笑顔を見ることが何よりも生きがいでゴールド免許保持のナイスガイであっても容赦なく罰せられます。

眠気を抱えた状態での運転は重大なミスを引き起こす可能性が高く、非常に危ない。だからドライバーは運転中に眠気を感じたら休憩を取ることが推奨されています。

運転中に眠気を感じたときは、サービスエリア等の駐車場に停車して仮眠をとるようにしましょう。

居眠り運転を防ぐために – 東京海上日動

なぜ運転は「眠気を感じたら休め」なのに、仕事や勉強は「眠いのは集中力が欠けてるからだ! 弛んどる!」となるのでしょうか。おかしな話じゃないですか。

仕事だって、1つの凡ミスが会社に多大な損失を与えることもある。多くの人生が自分の犯した1つのミスによって変わってしまう可能性がある。そう考えれば、眠気を感じたままの作業なんて恐ろしくてできないはずです。

舟を漕ぎながら必死にペンを動かしてみたってノートに謎の紋様が残るだけだし、PCでメールを作成したところで生まれるのは怪文書です。どうせ後でやり直すことになる。またはもっと面倒なことになる。

眠気を抱えた状態での作業なんて無駄無駄無駄ァ! 非効率極まりない! 今すぐに寝るべき! そう思うんだよね。ぼかぁ。

■短時間で効率よく寝ろ。

さて、というわけで実際に寝るわけですが。

よく言われていることとして、仮眠として適切な時間は10分~長くて30分とされています。

そしてこちらはもうよく知られていることですが、人間は寝てる間、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)を一定周期で繰り返すと言われています。

厚生労働省 e-ヘルスネット 眠りのメカニズム より

で、睡眠に入ると最初にやってくるのは深い眠り(ノンレム睡眠)のほうなんですよね。この途中で起きてしまうと、脳としては「叩き起こされた」ような感覚になり、目覚めがよくなりません。

なのですっきり目覚めるコツとしては、レム睡眠に入っている時に起きるということになります。

かと言っていくらなんでも会社で1時間以上も眠りこけるわけにはいかないので、完全なノンレム睡眠に入る前に起きてしまおうねというわけです。それが大体10~30分なんですね。

感覚としては少しウトウトし始めた感じ、微睡み始めた感じで起きることになります。もう少しで! 寝れそうだったのに! と逆にイライラしちゃいそうですが今のところそう感じることはないです。スッキリ起きられてます。

うちの会社の昼休みは12:00~12:50まで。50分になるとチャイムが鳴るので、それに合わせて僕は毎日12:30から昼寝モードに入っています。始業のチャイム等がない場合はスマホのアラームをバイブのみにしておけば良いでしょう。

時間が短い! 寝なきゃ寝なきゃ……物音が気になる! 寝れない! となるのはNGです。ここで大事なのは別に眠らなくてもよいという意識を持つこと。目を瞑ってじっとしているだけで脳は休まります。それで十分。

個人的な昼寝のコツとしては、自分の呼吸音に耳をすませることですね。それで外界の音を心理的にシャットアウトでき、いつの間にかスヤッとしていることが多いです。

あとは自分にとって楽な体制を探すことかな。僕は椅子を限界まで低くし、なるべく背中の丸まりを浅くしてうつ伏せで寝ています。

営業車の中で寝る時は、椅子は倒さずシートベルトをしたまま上を向いて寝るというのがお決まりの態勢でした。このあたりは自分の身体と相談して探してみてくれ!

■午後の眠気は人間として生きている証だ。寝ろ。

ここまで読んでおいてなお、「いやでもお仕事中にお昼寝するなんて……そんな……そんな不真面目なことできないよぅ……」と抜かす分からず屋へ。最後のとどめを刺しましょう。

そもそもの問題として、生物に起こる生理現象とは、多くの場合その個体に備わった体内時計を元に、一定の周期を保ってやってきます。

その中でも食事や睡眠、排せつなど、1日周期(正確には25時間周期と言われています)でやって来るサイクルを「概日リズム」といい、サーカディアンリズムとも言います。

ここで大事なのはこの用語ではなく、この概日リズムの半分の周期(つまり大体12時間周期)でやってくるサイクルもあるということ。そして件の眠気もこの周期でやってくる現象なのです。

つまり日中眠気に襲われることは人間として当然のことなのです。恥ずかしく思う必要なんて全くなし。むしろ自分がきちんとしたサイクルの中で健康に生きていることを誇るべき。

だから仕事中に眠気を感じたらスクッと立ち上がってこう言おう。

「あ……来ました。すいません、ちょっくら”人間”やって来ますわ……!」

と。

そして堂々と胸を張ってお昼寝に出かけよう。

周りの人は万雷の拍手と共に、

「おめでとう! 行ってらっしゃい!」
「今日も健やかだねえ!」
「アンタこそ真の人間だ!」

と賛辞を贈ってその人を送り出そう。

誰も後ろめたくなんて思わない。むしろ誇らしげにお昼寝に出かけられる。そんな世の中になると……いいよねえ。生きやすいよねえ。でもそれが人としてあるべき姿なんじゃない?

みんな、お昼寝しよな。