甘いものは苦手なタケさんです。
苦手と言っておきながら、今回紹介するのは、ケーキです。
SNS界隈でジワジワと評判を集め、催事に引っ張りだこになっている「たまふゆゆ」とは!?
INDEX
「たまふゆゆ」ってどこで作られているの?
お店があるのは、県北の町・村上市。
縦にかかる看板は「ケーキのまるや」となっていますが、現在のお名前は「パティスリーマルヤ」さん。
実はこのお店、ケーキ好きにはよく知られているお店。
数あるパティスリーマルヤさんのアイテムの中でも、このサムネにも出ている「王様のプリン」は一番人気の全国区。某百貨店が一年通して行ったプリンコンテスト。全国から人気の味わいを月替りで集結させて、人気投票。12月にグランドチャンピオンを決める際、一位となったいわば全国一位の味わいです。
個人的にもこちらのプリンは、かなりおすすめ。甘いのが苦手な自分ですが、甘さと苦味が絶妙な加減で……。気になる方はぜひ実食ください。
爽やかなマリンブルーに目を奪われる!これが「たまふゆゆ」
どーん。
某人気RPGの敵キャラ!?と思わせるような、プリンっとしたフォルムに青が印象的です。どうしてこのケーキが誕生したのかをパティスリーマルヤのご主人、遠山浩司さんに聞いてみました。
ご無沙汰してます。なんか、すごいですね。
なかなかでしょ!?( ̄ー ̄)ニヤリ
遠山さん、実は昔からの顔なじみ。このケーキを最初に見たのは、遠山さんのTwitterでした。
どうしてできたの? 地元あらかわスイーツコンテストから生まれた「たまふゆゆ」
どうして「たまふゆゆ」をつくろうと思ったのですか?
町のコンテストがきっかけです。
遠山さんが言うには、「あらかわスイーツコンテスト」という町のスイーツコンテストがあるそうです。そこに一般の方が実現したいスイーツを描き、応募。荒川地区にあるお菓子屋さんがその中から、「これはおもしろい!」と思ったものを形にするというもの。応募作品の中から、遠山さんが選んだのがこの「たまふゆゆ」だったそうです。
青って食べ物の色としては……。という常識を壊してみたくて(*ノω・*)テヘ
制作当初、実は現在よりも青の色は薄めだったという。その理由は、青い色は食欲を減退させるから、と遠山さん談。冬をイメージして考案された、このケーキ。だから、いかにきれいな青い色を出すかは考えたものの、始めのころの色は薄かったそうです。しかし、「せっかくなら振り切ったほうがいい」と、青色を現在のもののように濃くしたところ、SNSでじわりじわりと評判を呼ぶようになったのだとか。
たしかにお店のショーケースを見ると、ひときわ目立つ青い玉。今では、新潟県内の催事に引っ張りだこなだけではなく、全国からの注文もあるという。
青いベールに包まれた、「たまふゆゆ」の中身の秘密に迫る
遠山さんに「たまふゆゆ」の作り方について教えてもらいました。
このケーキね、凍らせながら作るんだよ。
凍らせながら作るケーキ!?
切ってみると分かりやすかもね。
中心には、ラズベリーソースとラズベリームースの層があり、その周りをホワイトチョコムースが囲んでいます。大外には、ゼリーでコーティングして、土台には特製のタルト。これがたまふゆゆを構成する要素。
まずはじめに作るのが「中心に入れるラズベリーの層」。
ラズベリームースとソースを型に流し入れてから、急速冷凍庫で凍らせること約一時間。凍ったのを確認した後、別の丸い型にホワイトチョコレートムースを3分の1ほど注いで、凍ったラズベリー層を置く。
この層が凍ったら再びホワイトチョコレートムースを入れて、と合計、3度に分けて、流し込んでいくという手間のかかりよう。さらに、このときの凍らせる温度はマイナス30度。寒さや痛さとの戦いなのだそうです。
そしてようやく完成にこぎつけた「たまふゆゆ」ですが……。
凍らすのに2時間、タルト製作に3時間、仕上げに1時間。
ほかのケーキを製作することも考慮すると、一日の営業終了後に製作をスタートしても一日50個が限界という商品なんです。
これ以上増やしちゃうとほかのケーキに支障が出ちゃうからね。
一日の限定数が限られているので、催事などに持参できる数も自ずと……。その分お店に並ぶ数も……。
いずれにしても、見かけたら即買い必至の青いケーキ「たまふゆゆ」。
気になる!という人は、催事への出店予定などもアップされる遠山さんのTwitterをチェックです。
お店情報
まとめ
というわけで、青い玉こと「たまふゆゆ」でした。この後もちろん実食しましたが、思ったよりも甘すぎず、ラズベリーの酸味がいいアクセントになっていました。見た目も涼し気なので、暑い季節の手土産としても喜ばれるかも知れませんね。