突然ですが皆さん、ちょっと前にこんな遊びがネット上で流行っていたのを覚えていません?
都道府県を英語にして一番カッコいい県が優勝!!
どういうことか。いくつか例を挙げてみると……。
- 岩手 → Rock Hand(岩+手)
- 長野 → Long Field(長い+野原)
- 東京 → East Capital(東+首都)
こんな感じ。都道府県名の漢字が持つ意味をそのままに英訳して並べて、そんで一番カッコいいところが優勝や! という単純明快なお遊びです。
ここから解釈を深めるなどして、さらなるカッコよさを追求する試みもありますが、基本ルールとしてはやっぱり直訳ですね。
ちなみに青森(Blue Forest)、静岡(Silent Hill)、千葉(Thousand Leaf)あたりが一般人気が高い県のようです。サイレントヒルと聞くと、個人的には某有名ホラーゲームを連想して背筋が冷たくなってくるのですが……。
先日僕はひさびさにこの遊びを思い出しましてね、考えたんですよ。
新潟県内の市町村名でもやってみるべ!
新潟県内には現在20市+6町+4村の30市町村があります。これを上記ルールに従って英訳し、一番カッコいい市町村を決めようじゃないかと!
そう、これはいわば全国大会へ向け、新潟県代表を決める熱い戦いなのです。県大会だね。しかもちょうど夏だしね。
同じ夏は二度と来ない。
この夏この熱は今だけのもの。
熱く、なろうぜ──。
ドラマが生まれるぞ~!
INDEX
英語にすると一番カッコいい新潟県の市町村はどこだ? 独自にランキング!
第5位「妙高市 -Mysterious High-」
妙……不思議なこと、奇妙なこと=Mysterious
高=High
第5位にランクインしたのは新潟県は上越地方にある妙高市。長野県と隣接している市で、広い新潟の端に位置します。
妙高市を英語にした結果は「Mysterious High」となります。高い=Highはいいとして、「妙」の方ですね。
この漢字には「きわめて優れているさま(自然の妙、とか)」と「不思議な、奇妙な」という意味があります。今回は後者の意味を採用し、Mysteriousという語をあてました。この語が全体の印象を引っ張っています。
GARNET CROWの楽曲にありそう。
Mysterious Eyesね。
不思議な魅力と高揚感をもった「妙高市=Mysterious High」がランキング第5位につけました。
第4位「弥彦村 -In a Long Time Male-」
弥……いよいよ、久しい=In a long time
彦……男性の美称=Male
第4位にランクインしたのは弥彦村。弥彦神社に弥彦山、どことなく神聖な雰囲気もある伝統の村です。秋は紅葉が凄いのよね。
弥彦村を英訳した結果は「In a Long Time Male」。結構な難産でした。
なんといっても「弥」ね。コイツどんな意味もってんねんって感じなんですが、基本的には距離・時間が遠い、離れているという意味を持ちます。
あとはそもそも「ひさしい」という読み方を持つんですね。これは知らんかった。そこから「久々=In a long time」という熟語をあてています。
彦は男性に対する美称、または優れた男性を意味する言葉とのことで、これはそのまま男性を意味する「Male」という語をチョイス。合わせて「In a Long Time Male」です。
映画のタイトルにありそう。
この夏、オハナいちおしの映画です! 全新潟が涙! 衝撃のラストを見逃すな!
ハリウッド映画級の名を手にした「弥彦村=In a Long Time Male」が第4位にランクインです。
第3位「加茂市 -Additional Grow Thick-」
加……加える=Additional
茂……生い茂る=Grow thick
第3位は新潟県内の中央部に位置する加茂市。古くから京都市と関わりのあった歴史のあるまちで、「越後の小京都」なんて呼ばれてるんだとか。個人的にはリス園のイメージが凄い強いですね~。
こちらの翻訳結果は「Additional Grow Thick」となります。
加えるという意味から「add」を持ってきて、なんとなく語感でこれを形容詞の「Additional」にしました。「Grow Thick」はそのまま「生い茂る」という意味の語ですね。
全体的に響きのカッコいい単語が集まったのではないかな? ちなみに「Thick」の読みはチック? シック?
テェァック、って感じっすね。
歴史のまち、「加茂市=Additional Grow Thick」がハイカラな名称を得て第3位にランクインだ。
第2位「十日町市 -Ten Days Town-」
十日=Ten Days
町=Town
さーて頂点が近づいてきました。激闘を潜り抜け、惜しくも第2位となったのは十日町市。雪国新潟の中でもトップクラスの豪雪地帯ですね。大地の芸術祭も有名。
十日町市を英語変換すると「Ten Days Town」。
いや~非常に訳しやすくて良いですね。英語弱者に優しい街、十日町。この僕がGoogle翻訳未使用で訳せましたからね。最初は「Ten Day Town」としてたのはここだけの秘密だぞ。
ポイントはカタカナにしてみることだと個人的に思っております。「テンデイズタウン」にすると……ほーら、なんだかRPGに登場しそうな町名になりません?
穏やかな雰囲気漂う町。だけど、とある不思議な現象が発生していて、勇者である僕は町長の頼みを聞きその原因調査に向かう……。
勝手に勇者になってて草です。
物語中盤で登場しそうな町、「十日町市=Ten Days Town」が第2位を獲得しました。
第1位「新潟市 -New Lagoon-」
新…新しい=New
潟=Lagoon
見事第一位を獲得したのは県庁所在地である新潟市。ともすれば忖度を疑われそうな結果ですが、一番気に入ってしまったのだから仕方がない。
英訳した結果は「New Lagoon」。これは「都道府県を英語化して一番カッコいいところが優勝」版でも同様の翻訳結果でした。
まずさ、「Lagoon」がカッコいいじゃん。この響き、ズルいじゃん。加えて「New」でしょ。そりゃカッコいいよ。
ちなみにこちらもRPGに登場してもいい地名かなって思ってます。ちょっと未来的な都市名って感じ。めちゃ高いビルと空飛ぶ車が滑空してる感じの。
New Lagoonはずるいよ……。バンド名にできそうじゃん。
私がメジャーデビューしたらバンド名はこれにします。
というわけで「新潟市=New Lagoon」が栄えある第一位を獲得。日本海側唯一の政令指定都市である意地を見せつける結果となりました。お前がナンバーワンだ……。
おまけ その他の市町村はこんな感じ
長岡市 | Long Hill | 長い岡。トップクラスに訳しやすい。 |
三条市 | Three Article | Article=条項 とかの意味を持つ。 Tripleでもよかったかも。 |
柏崎市 | Oak Cape | 柏=Oak 崎……岬=Cape |
新発田市 | New from Ricefield | 発は出発の意味からfromを採用。 |
小千谷市 | Small Thousand Valley | Thousand Valleyだったらトップ5入りもあった。 |
見附市 | Look Attached | 見る+添付、附帯する=Attached |
村上市 | Village Above | 上とか下とか、単純な言葉ほど当てはめる単語に迷う |
燕市 | Swallow | シンプル! |
糸魚川市 | Thread Fish River | 糸+魚+川。県外の人はこの市名を読めない。 |
五泉市 | Five Springs | 温泉がHot Springだよね。 |
上越市 | Above Cross Over | 上=Above+越える=Cross Over。 トップ5入りも迷われた。 |
阿賀野市 | Couner Celebration Field | 「阿」という感じには曲がり角という意味があるらしい。 |
佐渡市 | Support Cross | 「佐」には他人を助けるという意味があるらしい。 補佐とかね。 |
魚沼市 | Fish Swamp | カッコよさという観点でみるとう~んって感じ。 ごめんなさい。 |
南魚沼市 | Sohth Fish Swamp | 南+魚沼。ありがたい。 |
胎内市 | In The Womb | Womb=子宮。子宮のなか。 |
聖籠町 | Holy Basket | 籠=かご。僕はこれをしばらく龍だと思ってた。 もしそうならHoly Dragon。これなら断然トップ。 |
田上町 | Ricefield Above | 田んぼはPaddy Fieldともいうらしい。 |
阿賀町 | Corner Celeration | 阿賀野とほぼ同じ。ありがたい。 |
出雲崎町 | Appear Cloud Cape | 「出る」を「現れる」として訳している。 日本版の地名だったらカッコよさはトップクラス。 |
湯沢町 | Hot Water Wetland | 沢……草木の生えた湿地帯=Wetland |
津南町 | Wharf South | 津……船着き場 という意味がある。 港というよりは波止場の方があっている気がして、その意を持つWharfを採用。 |
刈羽村 | Mowing Wing | 刈る+羽。語感の良さはトップクラス。 |
関川村 | Checkpoint River | 関所=Checkpoint |
粟島浦村 | Millet Island Cove | 粟=Millet 浦……入り江=Cove |
まとめ ~暇を享受できる幸せを感じる~
ここまで見といてなんだけどさ、なんでこんなことやったわけ?
いやー、ヒマだったから……。
まあ、いいじゃないですか……。無駄なことを楽しむ心の余裕と時間があるって、幸せなことじゃないですか……。
そう、無駄。それこそが人生を豊かにする要素だと、僕は思うんですよね。一見必要のないことの中にこそ大事なヒントが隠されているものです。
忙しく、時間に追われる現代人。いま僕達に必要なのは、そんな“無駄”なのではないでしょうか──?
う~ん、まとまったね! 一件落着!
ちなみに今回は僕がGoogle翻訳等を駆使して必死に訳しましたが、いかんせん僕は英語が壊滅的にできないので間違いも沢山あると思います。
でもまあ、可愛いお遊びなので……大目に見てね。