濃厚スープと麺本来の旨味を味わおう!新潟市内で食べられるつけ麺特集

ヌマジリ

食べる

ラーメン

一口にラーメンと言っても、最近はいろいろなジャンルがありますね。

醤油、塩、味噌、背油系、生姜醤油系、汁なし(その中でも台湾まぜそばや油そば)など、様々な切り口でラーメンを種別分けすることができますが、今回注目するのは……。

ヌマジリ
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つけ麺です!

つけ麺、いいですよね~。僕的にもかなり好きなラーメンの形態の一つです。その昔、

結局は麺をスープに漬けて食べるのは同じですよね? なら麺とスープに分けて提供する意味がない気がするのですが……。

みたいなことを言われたこともありますが、まったくもってナンセンスですね。つけ麺はつけ麺で通常のラーメンとはまた違う魅力があるんです。例えば……。

  • スープが濃厚で、より強力に出汁の風味などを味わえる。
  • 麺そのもののおいしさを味わえる(食感、小麦の風味など)
  • 熱さをコントロールできるので猫舌の人も安心
  • 多くのお店で導入しているスープ割を頼むと、最後までスープを味わえる

などなど。

麺そのものを味わえるというのがつけ麺最大の特徴であり魅力だと思っています。個人的な好みとして僕はコシのある太麺が好きなので、つけ麺を食べる際は麺だけ数本すすったりしています。そうすると、麺自体もお店によって全然味わいが違うということが分かると思います。

ヌマジリ
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食の世界ってのは奥深いんやねえ……。

新潟市内で食べられるつけ麺特集

艶めく平打ち太麺×爽快な魚介「ラーメン いっとうや」

まずは中央区のいっとうやさん。もはや改めて紹介する必要もないくらいの大人気店ですね。昼時は駐車場に入れなくなるくらいのお客さんであふれ返ります。

ストレートな魚介醤油と、魚介豚骨のかさね醤油が2枚看板ですがつけ麺もおいしいんです。

僕個人としても、まだ家族でラーメン屋に行っていた小学生の頃(いっとうやさんが今の場所ではなく小新で営業をしていた頃ですね)から食べている、非常に思い入れのあるつけ麺です。

ヌマジリ
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幼き僕はラーメンに氷を入れるほどの猫舌だったので、熱さをコントロールできるつけ麺を好んで食べていました。

さてつけ麺です。まず、照明を浴びて艶めく平打ちの太麺が美しい。ツルツルとした食感でのど越しが気持ちいい麺です。

スープはがっつり魚介系でありつつも、大葉・みょうがが入っておりさっぱりとした味わいでもあります。

名物のデカチャーシューは4分割くらいされてしっかりスープの中に。板のようなごん太メンマもちゃんと入っているのでご安心を。

フジタ
フジタ

メンマ好きにはたまらんね。

店舗名ラーメン いっとうや
住所新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目5−23(住所
営業時間11:00~21:00
定休日
HP、SNSInstagram

トロ系濃厚魚介ともっちり太麺の相性は抜群「麺や 大舎厘」

続いては大舎厘さん。つけ麺と言えば! といったお店ですよね。看板メニューもつけ麺。

こちらはかの有名なだるまやグループのお店です。やっぱだるまやって新潟を牛耳ってるわ。

「だるまや系列」ではない。「だるまやっぽい」ラーメンの特集記事はこちら

いかにもつけ麺らしい自家製の太麺はつるりとしていつつもっちりとした弾力が特徴で僕個人としてはかなり好きな麺の一つです。

スープはがっつり濁った濃厚な魚介豚骨。とろりとした舌触りが心地よく、麺との相性は非常に良いです。

ヌマジリ
ヌマジリ

もっちり太麺と、とろみのある濃厚スープ。この組み合わせは最強。地元じゃ負け知らずなんだよね。

海苔の上に乗せられて浮かんでいる魚粉をスープに溶かすと、魚介の風味がより広がります。このまったり濃厚な味わいが大舎厘さんの持ち味。

つけ麺の、麺を味わいたいんや! というマニアな食癖をお持ちのあなたに。

店舗名麺や 大舎厘
住所新潟県新潟市江南区東早通2丁目2−2444−1(住所
営業時間11:00~22:00
定休日
HP、SNSHPInstagram

さっぱり味わえる新潟つけ麺界のパイオニア「ラーメン亭 孔明 」

続いては「新潟つけ麺のパイオニア」とも称される孔明さん。

上述の大舎厘さんと同様、だるまやグループの一店舗であり、共につけ麺を売りにしているという点で共通していますが、食べてみるとこれが結構違うんですね。

シャモト
シャモト

同一グループの中でもしっかりと差異を出しています。

大舎厘さんのつけ麺はまったり濃厚な味わいでしたが、孔明さんのつけ麺はどちらかというとさっぱりすっきりしたつけ麺。

麺は太麺~中太の中間くらいで、つるりとしたのど越し。歯ごたえのある食感です。

スープも同じく魚介系なのですが、こちらはさらりとしていて「魚介醤油」の旨味が強いです。塩味はそれほど濃くないため、さっぱりといただけます。

ヌマジリ
ヌマジリ

大舎厘が「濃い」つけ麺なら、孔明は「爽やかな」つけ麺です。

スープにネギが沢山浮いているのも特徴で、麺と絡んで口に運ばれてくると、しゃっきりとした歯ごたえと共に青臭い辛さがあり、全体の味を引き締めてくれます。

店舗名ラーメン亭 孔明
住所新潟県新潟市中央区弁天橋通2丁目5−7(住所
営業時間月~金 11:00~15:00、17:30~20:30
土、日  11:00~20:30
定休日
HP、SNSHPInstagram

大葉・梅・タマネギで清涼感に溢れる魚介醤油「つけめん らーめん 猫満 」

東区にある猫満さんもつけ麺が売りのお店です。

背脂つけ麺、味噌つけ麺、台湾つけ麺、坦々つけ麺……などなど、つけ麺特化と言っていいほど多種多様なメニューを取り揃えるお店ですが、やっぱりおススメは基本の猫つけ麺。

ちゃくみ
ちゃくみ

猫好きが意味もなく吸い寄せられるメニュー名ですね~。

ジャンルとしては魚介醤油ということになるのですが、スープ全体に散らされた大葉や麺の上に添えられた梅など、爽やかなテイストが特徴。

スープ自体は魚粉の風味が強いものの、さらりとしていて清涼感があります。レンゲですくうとみじん切りにされたタマネギがごっそりと顔を出し、こいつの辛味がまた全体を引き締めてくれるんですよね。

ヌマジリ
ヌマジリ

つけ麺の濃いスープと玉ねぎの相性は最高なのよ。これテストに出ます。

麺を食べきった後は、残ったスープにライスを投入して「猫まんま」でいただくのが猫満流。

混ぜそば系ではよく見られる手法ですが、つけ麺で米をぶっこむのは珍しい。麺の上に乗っている梅をこのために取っておくのが僕流です。

店舗名つけめん らーめん 猫満
住所新潟県新潟市東区牡丹山4丁目2−1(住所
営業時間11:00~15:00、18:00~22:00
定休日
HP、SNSTwitter

山盛りの鰹節とたっぷりの岩海苔が嬉しい「麺職 夷霧来」

続いて紹介するのは西区寺尾にある夷霧来さん。読み方分かりますか? 正解は「いむら」ですよ。

ヤスガヒラ
ヤスガヒラ

初見で読めた人いたら名乗り出てください!

市内に数店舗を構えているあんまる系列の一店舗で、共有したメニューも取り揃えています。琥珀中華と背脂醤油の2枚看板が基本ですね。

そんな夷霧来さんで味わうことができるのは鰹つけ麺。麺の上にたっぷりかけられた鰹節と、スープに入った大量の岩海苔が嬉しい。

ヌマジリ
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鰹節の香りはいいねえ。いいよねえ。

スープも濃い味の鰹出汁。こちらに浸すのはコシの強い平打ちの太麺です。この太麺は他の太麺系ラーメンと共通かな。

スープ自体はさらりとしていますが、岩海苔と鰹節がぎゅんぎゅんにスープを含んでくれるので、麺にしっかりと絡めることができます。

半面、絡めすぎるとスープの塩味を強く感じてしまうので、ほどほどにするのが良いでしょう。何事もペース配分が大事ということですね。

店舗名麺職 夷霧来
住所新潟県新潟市西区寺尾朝日通16−20(住所
営業時間日~水 11:00~22:00
木~土 11:00~15:00、18:00~22:00
定休日

とろみのある昆布出汁×鶏出汁醤油の新感覚つけ麺「らぁめん倉井」

続いては古町にある倉井さん。料亭のような落ち着いた雰囲気から洗練されたラーメンを提供してくれる、ラーメンのイメージを変えるようなお店です。

ヒトミ
ヒトミ

このラーメン屋ならデートで連れてかれてもキレません!

煮干し醤油、塩ラーメンもおススメですが、このつけ麺もまたおススメ。かなり独特な味わいの一杯です。

まずスープ。こちらは鶏出汁の甘みある醤油でほっとするような味わい。舌触りはさらりとしていて味もつけ汁としてはそこまで濃くなく、三つ葉の風味も相まってとても上品。

これでつけ麺のスープとして機能するのか? と思いますが、麺の方にカラクリがあるんですよね。

キュッとしまった平打ちの細麺が、昆布出汁に漬けられて提供されます。この昆布出汁にとろみがついてまして、スープと絡んで口に運ばれるという仕組みです。

ヌマジリ
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よく考えられとるわ! ノーベル賞待ったなし!

食べ進めると鶏出汁と昆布出汁が混ざり合い、つけ汁の味が変化していくというオマケつき。レモンを絞るとまたさっぱりした味わいになりますよ。

店舗名らぁめん 倉井
住所新潟県新潟市中央区西堀通8番町1576−13(住所
営業時間火~金 11:00~14:30、18:00~21:00
土、日  11:00~16:00
定休日
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甘み×酸味×辛味の関東風つけ麺 「RA-MEN OGIKAWA」

新潟市内に2店舗を構えるOGIKAWAさん。こちらはクリーミーで濃厚な豚骨醤油が人気のお店です。

魚豚つけ麺と称される豚骨×魚介の濃厚なつけ麺もあるのですが、今回紹介したいのは三味つけ麺。

甘味×辛味×酸味が合わさったスープということで三味つけ麺という名前がついています。関東発祥のつけ麺とのこと。

いく
いく

くんくん……これは都会の風!

濃色の鶏ガラ醤油を一口飲んでみると、本当に甘ずっぱ辛い! 甘み×酸味がメイン、辛味はアクセント程度かなという印象。冷やし中華系の味とはまた違い味わいでとてもおいしいです。というか超僕好み。

ヌマジリ
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他のお店を引き合いに出すのはよろしくないかもしれませんが、幸楽苑さんのつけ麺と同じ味の系統です。

麺は中太でつるりとしたのど越しの良い仕上がりですが、スープ自体はそこまで味が濃くなく、またさらりとしているのでそのままだとあまり絡みません。

なのでスープの中に入っているたっぷりのもやしやネギと一緒にいただくのが、このつけ麺を最大限おいしくいただくコツですよ。

濃厚な魚介系ではない、新潟ではあまり味わえないタイプのつけ麺でした。

店舗名RA-MEN OGIKAWA
住所【亀田店】
新潟県新潟市江南区亀田中島3丁目1−5(住所
【山木戸店】
新潟県新潟市東区山木戸3丁目10−6(住所
営業時間月~金 11:30~15:00、17:00~23:30
土、日  11:30~23:30
定休日
HP、SNSTwitter

まとめ ただ麺と汁が分かれてるだけじゃない

というわけで今回は新潟のおいしいつけ麺を紹介してみました。普段あまりつけ麺を食べないという方も、少しは興味が出てきたのではないかな?

ヌマジリ
ヌマジリ

ただ麺とスープが分かれてるだけのものじゃないのよ。つけ麺は。

割スープもですね、お湯を入れるんじゃなくてちゃんと出汁の効いたスープを提供してくれるので、「ただ汁を薄めて飲んでいる」ということじゃないんですよ。またちょっとした味変の一つなんです。

最初はアツアツのスープから、食べ進めていくうちに冷えてきて、最後に割スープで飲む……。

このように、食べ進めていくうちに味わいが変化していくのもつけ麺の魅力ですね。おいしいつけ麺は、汁が冷めてもおいしく食べることができるもんです。

ヌマジリ
ヌマジリ

一度冷めてからが本番なの。そう、つけ麺って、恋愛に似ているのよ……。

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