新潟を手軽に満喫!自然・食・お酒を日帰りで楽しむ観光列車の旅のススメ

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いきなりですが皆さん、電車で旅をしたことありますか?
車がないと生活ができないと嘆く人もいるほどの車社会である、ここ新潟。
旅行の交通手段として電車を利用した経験がある人は多くないのではないでしょうか。

そこで今回は、電車に乗り込むだけで新潟の魅力を一気に満喫できる新潟の観光列車を3つピックアップしてみました!
調べてみると、意外と手軽に楽しめることが分かったので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは早速スタート!

1. 新潟・山形の食と景色を楽しもう!2019デビュー海里!

JR東日本HPより

最初に紹介するのは、2019年にデビューしたばかりの「海里」。
こちらは新潟駅~酒田駅(山形県酒田市)を繋いだ、日本海沿岸部を走る列車です。
オレンジと白のボディが映えるこちらの列車は、新潟・山形の「海」や「里」の美味しいものや景色を楽しむことができるようにと名付けられました。

電車の中とは思えない! ハイクオリティな料亭の味に舌鼓

「海里」の一番の魅力は何といっても、車内で食べられる食事の豪華さ、そしてそのバリエーション。
別途料金でお食事付きプランを選択すると、新潟・山形県内にある人気店の味が電車の中で堪能できちゃいます!

まず往路(新潟→酒田)では、新潟県内にある日本料理店、
「料亭 新潟 鍋茶屋」
「日本料理 行形亭」
「料亭 一〆」

こちらの3店舗のうち、いずれかの料理が提供されます。
運行日によってどのお店の料理が食べられるのかが決められているので、事前に公式HPをチェックしておきましょう!

オハナ
オハナ

季節の旬の食材に合わせてメニューが変更になることもあるみたい!
あえて下調べせずに当日のお楽しみにするのもいいかも。

そして復路(酒田→新潟)では、
国内外で高評価を受ける庄内の名店、「アル・ケッチャーノ」のイタリアン料理と、
アル・ケッチャーノのシェフが手掛ける「ファリナモーレ・ドルチェ」のドルチェ詰め合わせをいただくことができます。

やはり旅のお供に美味しい食事は必須ですよね。
普段敷居が高くてなかなか挑戦できない名店の味を、手軽に味わえるのも「海里」の魅力ではないでしょうか。

息を飲むほどの絶景! 笹川流れに沈む夕日

観光列車の醍醐味といえば、やはり車窓から見える景色でしょう。
新潟と山形の海沿いを走るこの列車は、日本海沿岸の中でも有数の絶景スポットである「笹川流れ」を通ります。
昼間に見られる透明度の高い水面も良いですが、なんといっても日本海に沈む夕日は息を飲んでしまうほど綺麗です。
笹川流れに到着すると約30分の停車時間が設けられているため、落ち着いた時間を過ごすことができます。
しっかりと日本海の夕日を目に焼き付けましょう!

区間新潟駅~酒田駅(山形県酒田市)
期間例年4~9月の金土日祝
※臨時運行・臨時運休もあるため、運行情報をご確認ください。
料金 乗車券代\3,080+指定席券代\840(詳細はえきねっとを参照)
お食事付きプラン \12,800 (詳細は公式HPを参照)
申込方法みどりの窓口、指定席券売機、旅行会社、えきねっと
お食事付きプランの予約はこちらから
HP・SNS公式HPInstagram

2. 新潟会津若松をつなぐ「走る貴婦人」 SLばんえつ物語

次に紹介するのは、 新津駅~会津若松駅をつなぐ 「SLばんえつ物語」。
「走る貴婦人」の愛称をもつ、レトロな雰囲気が漂うこちらの列車。
当時、運行はせずに保管されていたところ、市民の熱い要望により1999年に季節定期列車として運行再開されたそう。
そんな地元ファンの愛が詰まった「SLばんえつ物語」の注目ポイントはこちら!

迫力満点! 古くから愛されてきたSLを間近でご覧あれ

見てください、この迫力のある漆黒の車体!
煙を吐き、けたたましい音を立てて突き進む姿は、全男子の男ゴコロをくすぐります。
車内に乗り込む前から撮影会が始まること間違いなしでしょう。
SNSの投稿を見てみると、特にこの「SLばんえつ物語」は投稿数が多く、どのシチュエーションで撮っても映える写真を撮ることができるという印象でした。

ヒトミ
ヒトミ

途中の津川駅では上り・下りともに10分くらい停車してくれるから、
出発前に写真を取り損ねた人でもあきらめないで!

小さい子も飽き知らず! 家族連れに優しい車内設備

なかには家族全員で観光列車の旅、というプランを考えている方もいることでしょう。
でもうちの子、長時間ジッとしていられないのよね・・・・・・と心配しているそこのお父さんお母さん。
「SLばんえつ物語」なら、その心配ご無用です!
1号車は「オコジョ展望車両」と名付けられており、子どもが自由に遊べるフリースペースや、開放感のある大きな窓で景色を楽しむことができる展望室があります。

また、4号車にはなんと郵便ポストが設置されており、社内からハガキを出すことができるそうです。
家族や友達に思い出を綴るのも良し!
自分宛にハガキを送って自宅で改めて旅の余韻に浸るのも良し!
色々な楽しみ方ができそうです!

フジタ
フジタ

わが子と一緒に気軽に遠出できるのはすごくありがたいね。

1号車の様子
車内の様子はJR東日本HPより
区間新津駅(新潟市秋葉区)~会津若松駅(福島県会津若松市)
期間例年4~11月の土日祝
※ 臨時運行・臨時運休もあるため、 運行情報をご確認ください。
※2023年の運行開始は7/29(土)~
料金大人片道 乗車券\1,980+特急券\530
※食事代除く、グリーン席利用の際は別途料金追加
申込方法みどりの窓口、指定席券売機、駅たびコンシェルジュ、旅行会社、えきねっと
HP・SNS公式HPInstagram

3.酒好き熱狂!越乃Shu*Kura

JR東日本HPより

最後に紹介するのは、筆者の個人的大本命「越乃Shu*Kura」。
実は運行区間によって以下のように呼び分けられているそうです。
越乃Shu*Kura:上越妙高駅〜十日町駅間
ゆざわShu*Kura:上越妙高駅〜越後湯沢駅間
柳都Shu*Kura:上越妙高駅〜新潟駅間


ちなみに Shu*Kuraの由来としては、
Shu=酒、Kura=蔵、 * =米・雪・花
このように、越後の酒蔵と豊かな自然をイメージして命名したのだそう。
新潟の文化がこの名前にぎゅっと集約されていますね!

電車の中で飲み比べ!? お酒好きにはたまらない非日常の飲酒スタイル

列車の名前の由来通り、新潟のお酒を堪能することに特化したサービスが揃っています。
2号車には、季節のお弁当や各種ドリンク、新潟ならではのお土産が購入できる 販売カウンター 「蔵守-Kuramori-」と
新潟の地酒5種が飲み比べられる有料の利き酒コーナーが常設しています。

今井
今井

どうやらこの列車でしか飲むことのできない限定の日本酒も販売されているらしい……

また、予約時に「越乃Shu*Kura」お食事付きプラン(別途料金)を選択すると、季節のお料理とお土産がついたオリジナルメニューを体験することができます!
新潟の地酒3種が出てくるアルコールコースと、デザートがついたソフトドリンクコースのどちらかを選び、あとは席で待つだけ!

ヤスガヒラ
ヤスガヒラ

お酒が苦手な人と一緒に乗っても問題ないってわけだ!

お酒を飲みながら旅ができる、そんな全国の呑兵衛たちの夢を実現させてくれるこの列車。
すばらしい。すばらしすぎる・・・・・・。

お酒をより美味しくさせる車内イベント

この列車のもう一つの魅力は、 2号車のイベントスペースにて開催されるイベントの数々。
「越乃Shu*Kura」の沿線にある蔵元が自身の作っているお酒を、説明を交えて乗客にふるまう蔵元イベントや、
地元アーティストを招いてジャズの生演奏など、お酒のアテになりそうなイベントが開かれるそう。

シャモト
シャモト

お酒についての説明が聞けて音楽も楽しめる、これはもはや「走るバー」だね。

新型コロナウイルスの影響もあってか、現在はイベントを開催していないようですが、
様々な規制が緩和され始めていることを考えれば、イベント再開も夢ではないはず……
今後に期待です!!!

区間上越妙高駅〜十日町駅間
上越妙高駅〜越後湯沢駅間
上越妙高駅〜新潟駅間
※運行日によって走行区間が異なりますので事前にご確認ください。
期間例年4~11月の金土日祝
※臨時運行・臨時運休もあるため、運行情報をご確認ください。
料金 ご希望の移動区間に該当する乗車券代+指定席券代(詳細はえきねっとを参照)
お食事付きプラン \7,600~9,000 (詳細は公式HPを参照)
申込方法みどりの窓口、指定席券売機、駅たびコンシェルジュ、旅行会社、えきねっと
お食事付きプランの予約はこちらから
HP・SNS公式HPInstagram

まとめ

いかがでしたか?
どちらかというと電車よりも自動車がメジャーな交通手段とされる新潟県。
電車で遠出をするという考えが頭になかった方も多いはずです。
意外とお手軽に、そしてコンテンツも充実した観光列車の旅。
これからの旅行の一つの選択肢としてみてはいかがでしょうか!

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