新潟の“日本一”なもの10選~新潟意外といけるやん~

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人ってのは、意外と何にも分かってないもんさ。地元のことも、自分自身のことも……。

かの有名な哲学者、フリードリヒ・ニーチェはこのように語りました。「自分自身に最も遠い存在は、各人それ自身である」と。

つまり、自分自身のことを正しく認識するのは難しい。自己評価と他己評価との間には、時にマリアナ海溝よりも深い隔たりが生まれることもあります。

こういうことって、人のみならず地域に対しても言えると思うんです。地元の良さってものを、そこに住んでる人は意外なほど理解していない。

僕が暮らしているのは新潟です。日本有数の米どころ&酒どころとして知られていますが、そのほかで新潟がひっそりと抱えている日本トップクラスなポイントはあったりしないのか。

そんななんとなくのイメージや、未知の新潟の魅力を探すべく、お上主導の信頼できるデータを元にして発掘していきたいと思います。

参照元:新潟県あれこれ全国ベスト5(新潟県の日本一)

データで見る新潟の日本一

1.やっぱり新潟は全国有数の米どころだった!

米の産出額 第1位(1,501億円) ※令和元年時点
水稲収穫量 第1位(666,800t)  ※令和2年時点
水稲作付面積(子実用) 第1位(119,500ha) ※令和2年時点

新潟と言えば米! は間違っていませんでした。産出額、収穫量、そして稲を植えて育てている広さで堂々の1位。

やっぱりね、なんだかんだ言って新潟の米って美味しいですよ。給食の米ですら美味しいから、高校生くらいになるまでは「米に美味いも不味いもあるめえよ」とか思っていましたがそんなことなかった。

和食に欠かせない白米。日本の食卓は、俺達新潟が支えてるんや……!

2.お米にまつわるあれこれもトップクラス!

米菓の出荷額 第1位(2,173億円) ※令和元年時点
切餅・包装餅の出荷額 第1位(311億円) ※令和元年時点

お米の産出額がトップなら、それにまつわるあれこれもトップクラスだというのは自明の理ですよね。

米菓については日本の売上高ランキング上位3社を新潟県の企業が占める(亀田製菓、三幸製菓、岩塚製菓)正に独壇場です。僕はやっぱり亀田製菓のサラダホープが好きです。

切餅についても新潟がトップ。冬のシーズンになるとよくCMを見ます。

そうだ皆さん。身近に新潟県民がもしいたら、「正解は?」と聞いてみてください。きっと「ェ越後製菓ァ!!」と答えてくれるはずです。

3.お酒も大好き新潟県民

清酒製造免許場数 第1位(98場) ※令和2年時点
清酒消費数量(成人1人当たり) 第1位(9.6ℓ) ※令和元年時点
清酒(濁酒を含む)の出荷額 第3位(459億円) ※令和元年時点

続いて顔を出したのは「酒どころ・新潟」。酒蔵が多いのは分かっていましたが、県民の消費量もこれまた多いんですね。新潟県民は酒飲みです。

淡麗辛口ですっきりとした味わいが自慢の新潟酒。お父さんへの新潟土産は新潟の日本酒で決まりですよ!

ちなみに僕はお酒よわよわ星人で、度数3%の缶チューハイ一本でベロベロになります。いやはや、新潟県民として恥ずかしい限りです。

4.色鮮やかなアイツも新潟にお任せ!

観賞用錦ごい養殖業経営体数 第1位(331経営体) ※平成30年時点

日本の公園や庭園にある池。そこを彩る錦ごいを養殖している経営体が新潟は全国トップ。

そもそも錦ごいの養殖が始まったのが新潟県の小千谷市や旧山古志村地域なんだそうで。新潟県は日本における錦ごい発祥の地とも言えるようです。

日本国内のみならず、今や海外にも数多くの愛好家を抱えています。

体の模様はそれぞれに名前があり、ポピュラーなのは「紅白」「昭和三色」「大正三色」とのこと。他にも色々種類があるので、気になる人は調べてみてね。

5.新潟県民は歯が綺麗!

むし歯の本数(12歳児1人当たり) 第1位(0.3本) ※令和2年時点

新潟の子供は日本一虫歯が少ない。それはつまり、周囲にいる大人たちもしっかり歯磨きができていて、きちんとした指導ができているという裏付けに他なりません。

新潟県民は日本一歯が綺麗です!

ちなみに僕は昨年歯医者にて「あ~虫歯だらけですね~14本ありますね~」と呆れながら言われてしまいました。新潟県民の面汚しです。すまん。

6.新潟は神社だらけだった!?

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神社の数(宗教法人数) 第1位(4,682社) ※令和元年時点

これは僕知りませんでしたね。考えてみれば確かに多い気もしますが、いかんせん自分、新潟の地以外で暮らしたことがなく……。僕にとっては当然の風景なので、多いんだという認識すらなかったですね。僕だけ?

なぜ新潟にはこんなに神社が多いのか。少し調べてみると、大きく2つの理由があるようでした。

1つは、明治時代末期に政府が行った神社合祀政策(神社を統合して数を減らし、経費や設備を集中させることで、神社の権威を保とうとした政策)があまり進まなかったこと。

そしてもう1つは、明治時代の新潟は人口が日本一多かったこと(これまた意外!)が挙げられるそうです。

へぇ~という感じですね。また一つ新潟にまつわる知識が深まりました。これでどこに行ってもドヤ顔できますね。

合コンで話題に詰まった時は「そういえば皆知っているかい? 日本一神社が多い都道府県はどこか――」てな具合に会話を切り出せば、場も盛り上がるし博識アピールもできるして一石二鳥。おすすめです。

7.意外と進学率はNo.1!

高等学校等進学率 第1位(99.58%) ※令和2年時点
専修学校(専門課程)進学率 第1位(25.99%) ※令和2年時点

高校、高専への進学率が日本一高いのはなんと新潟。

これは意外でしたね。言うても地方都市だし。関東圏の方がもっと高いんじゃないかなと思ってました。

確かに周りで高校に進学しなかったという例も話も聞いたことがないですね。中学のワル達も、一応は高校に進学していた覚えがあります。僕の狭い世界の話で申し訳ありませんが。

8.中学卓球界は新潟がアツい!?

中学男子卓球部員数(中学男子100人当たり) 第1位(14.67人) ※令和2年時点

さてこちらも学校にまつわるデータ。新潟県の中学生男子は、日本一卓球部に入部する割合が高いらしい! サッカーに人が集まるイメージだったけど、卓球も人気なんだね。

やっぱり新潟は基本的に天候に恵まれない土地なので、屋外競技よりも室内競技の方が年間を通して安定した活動ができますからね。あとはアレか? 温泉が多いからかな?

チヒロ
元卓球部チヒロ

ほう面白い……。かつてこの右腕で長野県を制した私を満足させてくれるようなツワモノが、この地にはおるやもしれぬな……。

マエヤマさん
元卓球部マエヤマさん

越後のドライブクイーンと呼ばれた私の誇りにかけて、チヒロは必ずボコします。

ヌマジリ
9元野球部ヌマジリ

高校時代、卓球の授業で女子に10-0で完封負けした思い出があります。

9.新潟は仲良し家族が多い?

離婚率(人口千人当たり) 第1位(1.21件) ※令和2年時点
3世代同居率 第3位(13.8%) ※平成27年時点
1世帯当たりの人員 第4位(2.439人) ※令和3年時点

新潟は離婚率が全国で最も低く、祖父母との同居率が高い(つまりは1世帯に暮らす人の数が多い)とのこと。単純な考えですが、新潟の家族は仲が良いと言えるのではないでしょうか。

また、このようなデータもありました。

地域子育て支援拠点事業実施箇所数(人口10万人当たり) 第1位(10.3箇所) ※令和元年度時点

新潟は地域で子育てをサポートする環境が整っているようです。

健やかな子育ては良い家庭環境から。新潟はそんな温かい家庭を築きやすい環境であるといえるのではないでしょうか。とても良いことだね。

10.日本一新幹線が停まる県、それが新潟

新幹線駅数 第1位(7駅) ※令和3年時点

これちょっと意外なデータでした。新幹線の駅数が日本一多いとのこと!

正確には「法律で定められた新幹線」という条件にはなり、それを抜きにすると山形県が10駅でトップのようです。

ちなみに新幹線の法的定義は以下の通り。

「新幹線鉄道」とは、その主たる区間を列車が二百キロメートル毎時以上の高速度で走行できる幹線鉄道をいう。

全国新幹線鉄道整備法 第2条 e-GOV法令検索

つまりこの速度を下回っていると、新幹線と名が付いていても法律上新幹線扱いがなされないんですね。

ヌマジリ
ヌマジリ

初めて知ったわ!

ちなみに新潟県にある新幹線駅は以下の通りです。

【上越新幹線】

  • 新潟駅
  • 燕三条駅
  • 長岡駅
  • 浦佐駅
  • 越後湯沢駅

【北陸新幹線】

  • 上越妙高駅
  • 糸魚川駅

新幹線好きはぜひ広い新潟を旅しよう!

番外編.ラーメン激戦区、新潟

ラーメン店事業所数(人口10万人当たり) 第4位(26.1事業所) ※平成28年時点

ラーメン激戦区、ラーメン王国、犬も歩けばラーメン屋に当たるとまで言われるほどラーメン屋が豊富にある新潟ですが、こちらの項目では第4位! トップ3入りならず!

まあ42分の4ですから多いことには変わりないんですけどね。やっぱりラーメンには僕自身並々ならぬ思いを抱いているもので……すいやせんね。

ちなみに上位は1位山形、2位栃木、3位秋田でした。やっぱり比較的寒い地域の人はラーメン好きなんですね。栃木はオマエ餃子だけちゃうんかい。やるなあ。

もっともっと新潟のラーメン界隈が盛り上がってくれれば、もっともっと沢山の美味いお店に巡り合える……。そして界隈を盛り上げるためにはお金が必要だ。

そんな思いを胸に、僕は今日もラーメンを食べ続けます。この1杯が、この1000円が、積もり積もって巡り巡って、新店の礎にならんことを祈って……。

ラーメン記事はたくさん書いてるのよ

まとめ データを見るのも意外と面白い

というわけで今回は僕がデータを見て「やっぱりなそうだよな! だよな!」と思った項目とか「そうだったのか!」と意外に思ったポイントなどをいくつか取り上げて紹介させてもらいました。

こういうデータは、恐らく各都道府県が公開しているのではないかと思います。自分の住む地域のものも見てみると、意外な日本一を知ることができて面白いかも。もっと地元が好きになるかもね。

ヌマジリ
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アイラブ! ニイガター!!