お魚屋秋ちゃん密着取材ー「私がやるしかないと思った」主婦目線で届ける、新潟の魚達の本当の美味しさ

お魚屋秋ちゃん密着取材ー「私がやるしかないと思った」主婦目線で届ける、新潟の魚達の本当の美味しさ

2021/5/31
仕事

お魚屋秋ちゃん密着取材

こんにちは!ジョーカです。

これまでにもセナポンでは新潟の気になるお店・素敵なお店を紹介してきましたが、今回お届けするのは普段見れないお店の裏側を知れちゃう取材記事。今回は新潟市西区で美味しいお魚をお届けする「お魚屋秋ちゃん」の店長・秋間さんにお話を伺いました。

昨年の12月にオープンしたばかりにも関わらず、沢山のお客さんの指示を受けるお魚屋秋ちゃん。人気の秘密を探るため、お魚の仕入れから1日密着取材をさせていただきました。そこにあったのは食としての「魚」と、それを提供する「魚屋」に対する秋間さんの思いでした。

秋間 愛 Ai Akima

1977年新潟市中央区生まれ。

祖母の運営する「わしお鮮魚店」で20歳の頃から手伝いを始め、2020年12月に2号店として自身のお店「お魚屋秋ちゃん」をオープン。一からこだわったお店には、連日たくさんのお客さんが足を運ぶ。調理場に立って魚を捌く一方で主婦・母として家族を支えている。

開店前、市場での仕入れに直撃

AM5:00-早朝の市場は非日常

お魚屋さんの朝は早い_。
この日、私は朝5時集合で魚市場の仕入れにご一緒させてもらいました。

ジョーカ
ジョーカ

今日はよろしくお願いします…寒いですね!

秋間さん
秋間さん

この時期(取材時4月末)でも朝はすごく冷え込むんです!
コート必須ですよ~。

手がかじかむ寒さの中、向かうのは新潟中央水産市場。たくさんのお魚が並び、セリも行われる市場ですが一般の方の入場・購入も可能だそう。

到着後、迷わず足を進めていく秋間さん。たくさんお店が入っていますが、行先は決まっているそう。
「信頼できるお店で買うんです。」と教えてくれました。

ジョーカ
ジョーカ

今日は何のお魚を買うんですか?

秋間さん
秋間さん

毎回決めずに来ます!日によって入るお魚が変わるから、その日出ている良いものを買うんですよ。

ジョーカ
ジョーカ

見たこともないお魚ばっかりで目移りしちゃいます…

秋間さん
秋間さん

買うのはやっぱり旬のものだったり、お店でよく売れる人気のもの。
仲卸さんにいろいろ教わりながら仕入れています。

初めて魚市場に来る私にはどのお魚も新鮮に映ります。仕入れは毎回ご一緒という旦那さんと相談しながら、あれよあれよという間に購入するお魚が決まりました。

市場を歩いている時に印象的だったのは「秋ちゃん、秋ちゃん」とたくさん話しかけられる秋間さんの姿
ご本人は「この歳の女性って珍しいですからね~!」と笑ってましたが、きっとカラッとした気持ちのいい明るさがある秋間さんの人柄だろうな、という印象を受けました。

購入したシラスの釜上げ。時々イラスト付きで頂くそう。

AM6:30-購入したお魚を持ってお店へ

この日購入したお魚は、サワラ、エビなど発泡スチロールの箱に十数種類ほど。
6時半ごろお店に帰宅した後、秋間さんは、一番下のお子さんを学校へ送り出してから厨房へ立つそう。
「もう市場に行って帰ってくるだけですっごい疲れちゃうんですよ。臨時休業しようかなってくらい!(笑)」と笑いつつ、営業日はだいたい夜の8時ごろまで休まずにお店に立たれているそう。働く主婦のかっこよさたるや…!

AM7:00-調理開始

お子さんを送り出した秋間さんが調理場に立ち、ようやく私の普段起きる時間になりました。
これが日常なんて…。美味しいお魚を買い求めることができるありがたさを、身に染みて実感しました。

「女」だからこそできる魚屋を

お魚屋秋ちゃん特製・魚の味噌漬け各種

お魚屋秋ちゃんの厨房に立つのは、ほとんどが女性です。秋間さんの他にパートの方が2、3人と、秋間さんのお母さん、そしておこわなどを作ってくださるじっちゃん。じっちゃん以外は、全員女性です。

秋間さん
秋間さん

お魚をどうやって売るかは魚屋の技量次第。そのまま売るんじゃなくて、フライ用にしたり味をつけたりすれば、お家で調理する手間も省けます。女の人って家庭のご飯を作る立場であることが多いから、そういう応用が得意だと思うんです。だから女の魚屋は強い。ほんとは女だけの魚屋にしたいんです。

と話す秋間さん。確かにお魚屋秋ちゃんで売っているお魚は、魚をそのまま売るのではなく、フライ用や焼き用に味付け・加工をしたり、カルパッチョなめろうなどお魚屋さんには珍しいすぐに食べられるように加工したものが多いく並んでいます。

主婦の方々に嬉しい、調理の手間や献立に悩まなくてよいお魚はもちろん、ぱっとすぐに食べられたりお酒のあてになりそうなメニューは、男性や一人暮らしの若者にも嬉しいメニュー。

そんなお魚たちを調理する調理場は和気あいあいとした雰囲気。皆さんそれぞれのお仕事をしながら、「イカの中、こんなにおっきいお魚入ってたよ!」など、和やかなコミュニケーションが飛び交います。

この日のイカは、どうやらキムチ和えになるそう。普段は主婦である皆さんが味を見ながら、「もっとこれを足した方がいいね」なんて相談をしながら作っていきます。

私も出来立てのイカキムチを一口味見をさせていただきましたが、もうさすが主婦さんという美味しさ。
「こんな商品が多いから、お総菜屋さんって言われちゃうんです。」と苦笑いされていました。

水産業、そして魚屋に対する思い

ジョーカ
ジョーカ

お魚屋秋ちゃんは、おばあさんのお店を継いだとお聞きしましたが…秋間さん自身、お子さん達にお店を継いでほしいという気持ちはありますか?

秋間さん
秋間さん

魚屋自体がなくなってほしくないから…自分の子じゃなくてもやってほしいなと思います。魚屋が昔のように当たり前に近所にあって、魚が食卓に並ぶことで旬の味を実際に食べて知り…子ども達にもそんな風に新潟の魚を食べて育って欲しい
そしてそれは命懸けで魚を採りに行く漁師さんへのありがたみになり、喜びにつながると思うので。

秋間さん
秋間さん

家庭の食卓では、共働きが増えたことで調理に手間のかかる魚料理ができなくなり、お店で魚を手に取ることが減りました。漁師さんは、ガソリンの値上がりで苦しい事など、問題はたくさんあると思います。
毎日の食卓に魚が並ぶように、簡単で子どもも好きなフライ用に調理するなど工夫して、子どもの頃から魚好きになり、消費量が増え…すべてが活性化したらいいなと思います

「私がやるしかないと思って。」と話す秋間さん。主婦として家庭を支えながら働くその姿には、並々ならぬ強さを感じました。
美味しい魚がもっと身近になるように、そのためにもっと手間なく魚が毎日の食卓に出せるように。お魚屋秋ちゃんには焼くだけ揚げるだけお皿に移すだけの商品ばかりです。
秋間さんのお話を聞いて、「主婦目線のお魚屋さん」というコンセプトに強く納得しました。

お店のロゴマーク。「おさかなや」の下の2本の棒はお箸を表現しているのだそう。

まとめ

主婦だからこそ提供できる毎日の食卓に悩まないお魚達
お父さんが晩酌するのに嬉しい酒の肴
そして子どもが喜ぶお魚の本当の美味しさ

お魚屋秋ちゃん、人気の理由は、自身の経験に基づいているからこその、男女問わずどの年代でも全ての人が幸せになれるようなお魚を提供しているから

そして、お魚屋秋ちゃんのお客さんは感謝しながらお魚を買っていってくれる方が多いのだそう。お話好きで明るい人柄の秋間さん。きっと和気あいあいとした調理場から成るお店の雰囲気と、それを作る秋間さん自身についてくださるお客さんもたくさんいるのだろうと感じました。

取材後、私自身もお魚屋秋ちゃんのお魚をいただきましたが、本当に美味しかったです。秋間さんのお魚に対する思いや、パートの方々の丁寧なお仕事がこの美味しさを引き出すのだろうなと、大事に大切に頂きたくなるお魚達でした。

「毎日が年末並みの忙しさ」と言う秋間さん。これからも新潟に美味しいお魚を届けて、新潟の「魚」をもっと活気あふれるものにして欲しいです。

そしてこの記事が、本当に美味しいお魚屋秋ちゃんのお魚・新潟のお魚を、さらに美味しく頂くための一記事となれば幸いです。

お魚屋秋ちゃん

住 所:新潟県新潟市西区五十嵐東3丁目13-1

電 話:025-378-1677

定休日:水・木(仕込みのため)・日・祝

営業時間:9:00~19:00(仕込みの状況により)

駐車場:お店の前に広い敷地があります

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