佐渡を舞台にしたゲームがあるって本当?
この頃の話ですが、買い物とかをしてるとこんなことを思ったりしません?
なんかボードゲームたくさん売られてるな……。
と。
実際デパートや家電量販店のおもちゃ売り場や書店などを見ると、ボードゲーム達の陳列にそこそこのスペースが割かれているのが分かります。
かく言う僕も最近はちょっとボドゲにハマっておりまして、自分でも色々と買っては楽しんでいる次第です。
個人的に好きなのは王道のドミニオンや宝石の煌きですね。編集長フジタはカタンにハマっているようです。
ところで、皆さんは新潟の佐渡を舞台にしたカードゲームが存在するのを知っていますか?
その名も『知域王』。新潟市中央区にある愛宕商事さんが発売をしており、佐渡市内で販売もされているほか、島内の小学校に寄贈もされています。
今回は佐渡で知域王を入手してまいりましたので、こちらを実際に遊んでみたいと思います。
ご当地カードゲーム「知域王」
内容物紹介
というわけで、こちらが実際に僕が佐渡で入手した知域王になります。
中身を見て、内容物が全てちゃんとそろっているか確認してみましょう。
まずこちらがナンバーカード。
1~10までの数字が1枚ずつ、計10枚で1セットとなっています。これが6色、つまり6人分入っています。数字の脇には佐渡のちょっとした豆知識が書いてありますね。
そしてこちらがメインとなる地域カード。4色×4種のマークのカードに加え、イベントカードやスペシャルカードなんてものもあります。
裏面にはQRコードが印字されていて、これを読み込むと用語説明のWebページに飛べるという仕様になっております。
こちら役の一覧です。この一覧を参考にしてゲームを進めていくことになるので、手元に置いて適宜確認をしましょう。
ルールについて
さてお次はルールについてですが……。
詳しくは説明用の動画があるので、そちらを見たほうが早いですね!
ざっくりと言葉で説明をしてしまうと……。
- 場に出ている地域カードを取り合う。
- 自分が「欲しい」と思うカードの前にナンバーカードを伏せて出す。希望が被ったら、数字が大きい方がカードを獲得する。
- 負けた人はその中で再度同じようにしてカードを取り合う(1ターンに1枚は必ず地域カードを獲得できる)
- 9ターン終了(9枚目の地域カードを獲得)したらゲーム終了。
- 獲得したカードを組み合わせて役を作り、ボーナス点も追加して最も点数の高いプレイヤーが勝利。
……こんな感じ。
まとめて、カードの取り合いと、役作り要素が合わさったゲームになっております。
実際にプレイ
さて、実践も踏まえてやってみましょう。3ターン目開始時の場がこんな感じ。
フム……ではここは左端のカード「朱鷺と暮らす郷」を取りに行きましょうか……。
というわけでナンバーカードを伏せます。
このカードを希望したのは僕だけなので、つつがなくカードを獲得!
フッ……計画通りですね。IQ280を誇る僕の頭脳をもってすれば、この程度造作もありませんよ。ええ、ハイ。
少し進んで4ターン目……。
ン欲しい~~!! これは左端のイカが欲しい絶対に欲しい~~~!!!
今僕の手元にはオレンジのSとDとOが揃っています。あとは今場に出たイカさえ手中に収めれば、高得点役佐渡マスターが完成するという寸法です。これは絶対にゲットしたい!
バッ!? 被った! ……いやしかし大丈夫だ。なぜなら!
僕の出したカードはナンバーバトルにおいて最強の10……! フッ、やはり僕の負けはありえないね……!
え?
アイエエエエエ!!!??
※場に出した数字が被っていた場合は、場に残った地域カードを裏返しにして獲得するというルールになっています。とどのつまり、マイナス1点。
気を取り直して、僕が獲得したカードはこんな感じ。ここからがこのゲームの肝。獲得したカードを組み合わせて役を作っていきます。
考えろ……考えるんだ! IQ350を誇る僕の頭脳をもってすれば、必ずや最適解を導き出せるはず! 一番点数が高くなる組み合わせはどれだ……?
というワケでこんな感じにしてみました。惜しくも佐渡マスターは逃しましたが、佐渡マニアは完成。あとは緑が3枚揃ったのでこれをひとまとめにします。赤は残念ながらあぶれてしまいました。
すまぬ……。
この役で得られる点数のほか、カード単体の合計点数、それと条件によって加算されるボーナス点を合計し、他のプレイヤーと最終的な得点を競う、というのが一連の流れです。
プレイした感想
こんな感じで一通りプレイしてみました。
まずはカードの取り合いという要素。欲しいカードが被った時は考えますね。相手の場を見て、「あいつここ来そうだな~。高い数字を出しておくか……」という読みあい要素もあります。
また、ナンバーカードを出す順番が同時でないというのも少し面白かったかな。
いっせーので出すのもそれはそれで面白いと思いますが、親から順番にカードを出していくので、前の人の行動によって自分の手を変えるということもできますね。
行動順が早く、特別「これが欲しい!」というカードもない時は、相手が欲しそうなカードの所にブラフで雑魚数字を置いておくというのも面白い戦法かもしれません。
あとは役作りターンですね。9枚のカードはそれぞれ1回ずつしか使うことができないので、どの組み合わせが最も点数が高くなるかで結構悩みました。
ルールをアレンジしてみるなら……。
- 場のカードをプレイヤー数よりも1枚少なくする(全員がカードを獲得できなくなり、ナンバーカードを出す際の読み合いが深まる)
- 役作りタイムに制限時間を設ける。上手く組み合わせられなかったカードは役無しになる(焦ると結構ミスりそう)
- ラストの№ボーナスはバッティングNG(10を残していれば確実に3点加点となってしまうので)
こんな感じにするとちょっと難易度が高まるぶん、相手と競うという点でよりアツくなるかもと思いました。
こういうローカルルールを自由に追加して遊べるところも、アナログゲームのいいところですよね。
まとめ
というわけで今回は佐渡を舞台にしたご当地ゲーム『知域王』を紹介しました。
佐渡の小学生がプレイしているとのことなので、大人がやるとどうかな~と思っていた面もありましたが、やってみると中々白熱して面白かったですね。
カードには佐渡の名所、名物のほか、豆知識なども書いてあるため、プレイしているだけでいつの間にか佐渡に詳しくなれてしまうというのも魅力!
これなら例えば佐渡汽船の中とかでもできそうです。2等絨毯席とかだとやりやすそう。
佐渡市内のお土産屋だけでなく、新潟の佐渡汽船ターミナルやふるさと村のほか、なんとAmazonでも購入可能。
さあ、君も知域王をプレイして、佐渡マニアを目指そう!